欠点豆だらけの自家焙煎珈琲店

みなさんは珈琲を淹れるとき、豆の1粒1粒がどんな状態か見たことはありますか?
自家焙煎の珈琲店で注文する時、店頭にある生豆を見て品質を確認していますか?

今日は酷い自家焙煎業者の豆のお話です。


つい先日、友人からギフトとして珈琲豆をもらったんです。
ネットで検索して良さそうなところを見つけたから買ってみました。ということだったのですが、届いた豆をさっそく淹れてみようとミルに投入するとき、色の違う豆がちらほら混ざっていることに気づいたのです。その時はあまり気にしないでそのまま挽いて淹れてみたのですが、正直美味しいとは思えないというか、後残りの悪い味がする印象でした。


その業者のサイトを見ると、

味を狂わす「欠点豆」を、入荷時、焙煎前、焙煎後の三度にわたって、一粒一粒ピンセットでハンドピック。手間がかかるため省かれがちな工程を、あえてここまで行うのは、味へのこだわりがあるからこそ。日本一欠点豆の少ない、最高品質のコーヒーの出荷を目指しています。

と書いてあるので、おかしいなあ。ブレンドならともかくストレートのコーヒーで色の違う豆が混ざってるわけないよな…。なんて思いつつ、念のため豆をボウルに広げてチェックしてみることにしました。


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どうでしょう。パッと見ただけでも豆が揃っていないし、美味しそうには見えないのではないでしょうか。
さらに色ムラがあるだけでなく、形のおかしいものや、虫食いの豆も混ざっていることがわかりました。
混入率からみて、おそらくこれは豆の商社から購入したままハンドピックをせず、そのまま焼いたのではないかと思われます。

ちなみに生豆はカビているものが入っていることもあり、これは必ずハンドピックで取り除かねばなりません。虫食いの豆はその穴の中がカビていることもよくあります。


【参考】生豆時の虫食い豆

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上記の写真はうちで焙煎したときに撮影したものですが、コーヒー豆の商社から購入した段階では少なからずこういった豆が混入しているのが普通です。
ちなみにこの自家焙煎店のサイトで豆の商品ページに生豆の写真がありますが、これも拡大してよく見ると虫食いのカビ豆が写っていました…。

焼いてしまうとわからなくなってしまいますが、こんな豆が入っているコーヒーは飲みたくないです。


というわけでこの豆を業者に返送して確認してもらったところ、色むらや欠点豆の多い豆であったということで認めてくれたのですが、なぜ今回ハンドピックされていない豆が出荷されてしまったのかについては、一回一回について覚えていないとのことで、原因がわかりませんでした。

そこでその翌日に、都内に住んでいる別の知人に頼み、店舗に足を運んでもらって同じ豆を買ってきてもらいました。
そしたら新たな問題が。

あなたのためだけに焙煎
焼き置きは一切せずに、ご注文ごとに100グラムから500グラムまでの少量で焙煎します。

と書いてあるにもかかわらず、その場で焙煎してもらえずに「さっき焼いた豆があります」とばかりに店の奥から出してきたそうな。しかも豆は温かさを失っていたとのこと。ここでもまた嘘が。

で、買ってきてもらった豆が今日届いたのですが、ざっとチェックしただけでも相変わらずこの有様でした。
IMG_5848.jpg


というわけで不意の事故などではなく、日常的にハンドピックしていない豆を出荷しているんだろうなあと思われます。


ここの業者も、欠点豆の混入した珈琲豆に問題があることについては十分に意識しているようで、ブログでも

「味を狂わす「欠点豆」の正体」
「恐怖の欠点豆コーヒーの味」

といった記事を書かれており、
欠点豆で淹れたコーヒーについて
「ドブの味」
「生ゴミ」
「コーヒーとは思えないすっぱさ」
「本当にマズイです」
「悪夢のコーヒー」
「私自身もコーヒーが嫌いになりそう」
「これが50gに一粒でも入っているとアウト!」
「でも罰ゲームにはいい仕事をするかも・・・。」

などと書かれています。
ここのお店のコーヒーを飲んでしまった私はつまり罰ゲームだったんですね!


さて、どうしましょうか。
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Luxury&Precision L3 不具合とか

ポタフェスのときに試聴したバランス端子つきのポータブルプレーヤー、Luxury&PrecisionのL3というモデルがなかなかいい感じだったので買ってみました。

製品ページ
http://www.cyras.jp/67507.html

でも、いざ使ってみると不具合だらけ。しかもボタンの説明が書いてある程度の簡易的な取説しか入っておらず、各機能の使い方がわからないなどと、色々問題が多いものでした。

4vihgmdj.jpg




代理店の対応もイマイチで、それでも問い合わせを入れた後からようやく少しずつ情報を出してきましたが、商品ページが更新されず、既知の不具合の一覧も用意される気配がないのでここにまとめておくことにしました。


まず、USBDAC機能について、取説では触れられていませんので、使い方や仕様が全くわかりません。

【USB DAC機能のサンプルレート】
まず公表スペックと異なるという、致命的な問題についてです。
製品仕様には「対応サンプリング周波数/ 量子化ビット数 PCM 最大192kHz/24bit」とありますが、USBDAC使用時には16bit 96kHzまでしか対応しません。このスペックであればUSBDAC機能を使用する予定の方は避けておくべきでしょう。

L31696.jpg

これはユーザーから指摘があった後、公式ツイッターより情報開示されました。
※仕様と現物の動作が異なる、重大な欠陥事項だと認識しています。購入済みでUSBDAC機能を使う方は販売店とお話したほうが良さそうです。



【iOS機器と接続するLightningケーブルについて】
販売ページでは、L3とiOSデバイスがストレートなケーブルで接続されています。
かつてはiOSデバイスを使ったUSBDACではカメラコネクションキットを用いることが一般的でしたが、近年はロールスイッチ機能とやらを用い、USBコネクタで直結できるタイプのUSBDACも出てきています。
そこで、接続図のようなケーブルが存在するものと思っていましたが、代理店からの返答では

「先ほどの図は、あくまで繋いであるイメージですので」

とのことでした。大変紛らわしいので修正が必要と考えます。


【iOS機器と繋いだけど動かない】
カメラコネクションキットを用いてL3とiOS機器を繋いでも認識しませんでした。これは「高度な設定」→「USB電源の設定」→「自給電パターン」を選択すれば良いと公式ツイッターの人に教えてもらいました。
USB接続モードの設定と一緒に書いてくれていれば良いのですが、別のページになっており、しかもページのめくり方がわかりにくいので気づきませんでした。そもそも取説が無いので。
それにしても「自給電パターン」って日本語じゃないだろ
ちなみにこのUSB関連の設定、電源入れる度にリセットされているように思われます。知らない間に元に戻ってたりします。



【AK70のUSB出力から繋いだ時に音が出ない】
USBDAC機能を試すためにAK70と接続してみましたが、認識はするものの、音は出ませんでした。原因は不明です
回答は「Androidとの相性は現時点では確認できておりません。」とのことでしたが、情報が公開されていなかったので、わかりませんでした。


【電源の入れ方がわからない】
店頭で試聴した方々からもtwitterあたりでちらほら言われていましたが、電源ボタンのマークがないので、どうやって電源を入れるのかがわからないようです。
しかも長押ししても反応しないようであったり、電源が入ったと思ったら落ちたとか、よくわからない挙動をすることがあるようです。


【iOSデバイスと接続時、ヘッドホン端子から音が出ない】
これは、USB接続前にヘッドホンを挿しておけば回避できるそうです。修正予定の不具合とのことです。


【電源再投入でライン出力のボリュームが最大になる問題】
これは上記の不具合の回避策として、ライン出力端子にヘッドホンを使用し、ボリューム調節をして使用していた場合に問題となったそうです。電源を入れ直すと音量が最大になるため耳を痛める事故を起こしかねないとのことです。


【S/PDIFのピンアサインについて】
例によって仕様が公開されていませんでした。3.5mmジャックのアナログライン出力と共用となっていますが、設定でS/PDIFをONにしても信号が出力されませんでした。調べてみると4極プラグで根元がGND、2番目がS/PDIF出力となるようです。現在は公式ツイッターにて案内されています。


【文字化けについて】
うちではiTunesで作成したMP3ファイルを主に使用しているのですが、アルバム名などで酷い文字化けをするものがいくつかありました。iTunesは一般的に使用されているソフトですから、最低限問題なく動くようにしておいて欲しいものですが、メーカー側では発生していないとのことでした。その後、この問題を調べてみると発生条件が複雑のようですので、原因究明されることを期待します。


【言語設定について】
購入時、最初に電源を入れた時に中国語の設定になっており、言語設定を変更することが困難でした。手探りでメニューを開いていき、なんとか日本語にしましたが、翻訳が不十分な部分があり、日本語がおかしいところがありました。
デフォルトの言語設定は今後変更されるそうです。取説などの封入物は日本仕様ですから最初から日本語設定にしておくか、せめて言語設定のメニューだけは英語にするとかしておいて欲しいところです。


【再生画面の表示の不具合】
曲再生中に、曲選択の画面から再生画面に戻ってきたときに、曲名、再生時間などの表示が消えてしまうことがある。



【アナログ出力およびデジタル出力の歪について】
これはさらに検証が必要な問題ですが、サイン波信号を出力した時に、一般的なDACと比較して性能が悪いというか、異常なスペクトル波形が観測されています。
どうやらS/PDIF出力もビットパーフェクトになっていないようで、何らかの原因で歪が発生していることが予想されます。メーカーでの検証をお願いいしたいところです。
CocH6zlUkAEtYOQ.jpg




以上、また不具合情報が確認され次第、更新することとします。これ以外にも使い勝手に関して修正をお願いしたい部分を追加すると相当な量のテキストとなってしまいます。


正直なところ、ここまで不具合が多いと、資料をまとめてメーカーに報告するだけでも大変な手間となってしまい、ただのユーザーでしかない私には付き合いきれないと感じました。

本来ならこれはリリース前にメーカーや代理店が行っておくべきことですが、問題発覚後の公式ツイッターを見ていても、いまいちやる気が感じられないというか。文面に不快感を持った方のツイートをみかけたり、知人も嫌々対応しているような様子が文面にあらわれているように感じるといっていたので、多くの人がそのように感じているのだなと思った次第です。

Luxury&Precision L3 はデザインも音質も魅力的な製品だと感じて購入したものですので、なんとか改善をして完成度を高めてもらいたいところです。




■期待したい機能改善とか
AACファイルへの対応
FAT32以外のフォーマット、exFATへの対応
スワイプ操作の導入
プラグを抜いたら再生停止
メディアライブラリー更新メニューの場所が悪く誤操作する
再生中にPCに接続すると強制的に再生が停止させられる
USBDACモード時にボリューム値表示
再生画面でEQとかリピート記号の部分をタッチして変更したい
スリープしてるのか電源落ちてるのかわからないのが困る
アートワークが表示されるものと、されないものがある
画面表示設定にID3 歌詞ってのあるけど、その情報がどこに表示されるのかわからないぞ


※2016/8/17追記
8/12に中国語のメーカーサイトで新しいファームウェアが公開されました。
http://www.luxuryprecision.net/xiazai/

8/17にはPhile-webに掲載されており、いくつかの不具合は改善されているようです。

しかし記事中にはファームウェアダウンロードのURLが記載されていません。
探してみたところ、代理店のサイラスのサイトに「L3 ファームウェアアップデート バージョン1.0.0.3」とありますが、リンク先は何故か404となっており、8/17現在、ダウンロードできない状態です。

ちなみにファームウェアアップデートについて公式のツイッターやfacebookページはだんまりで、呑気にこんな様子でした。


なんだかこれからも苦労が絶えないDAPになりそうですね(^L^)

理由(ワケ)あって、ニセレゾ! アイドルマスターSideMのハイレゾ

※2016/7/26 e-onkyoさんからの回答について追記あり



Mマスのハイレゾ 買った! やふー!!

相変わらずのランティスって感じの、48kHzサンプリングの2mixから作った96kHz 24bitのレベル突っ込みまくりグチャグチャ音のニセレゾって感じで、ある意味期待通りでした。

面倒くさいけど一応キャプチャだけ貼っときますー


Mマスハイレゾ2


Mマスハイレゾ3


Mマスハイレゾ4
上:ハイレゾ、下:CD(320kbps MP3)


Mマスハイレゾ5
黄:ハイレゾ、白:CD(320kbps MP3)


聴いた感じどうかというと、ハイレゾのほうが微妙に聴きやすい音してる気もしなくもないですが、そもそも音作りがグチャグチャなので、ハイレゾどうこういう前にCDの音を丁寧に作ったほうがいいんじゃないかなと思います。うん。



※追記 2016/7/26
配信開始されたSideMの11タイトルについて、使用されたマスターの音源の仕様についてe-onkyoさんに問い合わせをしたところ、回答がありましたので記載します。

■マスター音源スペックST@RTING LINE-01~10:48kHz/32bit、2nd Anniversary Disc 01:96kHz/32bit
■マスタリングスタジオ:ワーナーミュージック・マスタリング
■マスタリングエンジニア:田中龍一

とのことです。
11タイトルのうち、CDが2015/4/15~2016/4/20に発売された10タイトルは48kHz/32bit、2016/7/13から発売開始した別シリーズの1タイトルが96kHz/32bitのマスター音源ということになります。
マスタリングスタジオおよびエンジニアはCDと同じようです。(ST@ATING LINE-03のクレジットを確認)

2nd Anniversary Disc 01であれば(シンセのサンプリング周波数とかの話はさておき)、配信フォーマットを下回らない環境で制作された、ハイレゾとして問題のない音源であるといえるのではないでしょうか。


※追記 2016/7/27
e-onkyoの各音源の販売ページに上記の情報が追加されました。
また、本日発売のST@RTING LINE-11および12は96kHz/32bitのマスター音源とのことです。
つまり、最近のタイトルは96kでの制作に移行しつつあるといえるでしょう。


以上、このように、情報が公開されていない怪しい音源があった場合は、e-onkyoさんへ問い合わせすることでレーベルへ情報公開を依頼することができますので、購入前に不安のある場合は一度連絡してみてはいかがでしょうか。

Audio Precision SYS-2722 vs. Rohde & Schwarz UPV

オーディオアナライザー
Audio Precision SYS-2722とR&S UPVの性能比較
やったことてきとーにかくよ!

1hwck8j4.jpg


■周波数特性
各アナライザのループバック時の周波数特性を確認します。


Audio Precision SYS-2722
apfreq2.png



R&S UPV
UPVfreq.png


SYS-2722は自己完結スイープできる周波数帯域が10Hz~120kHzであるのに対し、UPVでは0.1Hz~80kHzとなっています。
高域を優先するか低域を優先するかの違いはありますが、あなたならどちらを選びますか?




■THD+NとTHDについて

SYS-2722のジェネレータから1kHz 2Vrmsの信号を出力。
SYS-2722で測定した値と、UPVでの値を比較する。
SYS-2722のジェネレータを使用するのは、こちらのほうが
アナログオシレーターで低歪のため。


SYS-2722の場合、THD+Nの測定はアナログ回路(フィルタ)を用いて行われ、
THDの場合はDSPアナライザによって行われる。
UPVはDSPアナライザしか搭載していない。


SYS-2722での測定
帯域幅は便宜上、22~30kHzとした。
APTHD.png


THD+Nは0.00016%と、かなり優秀な値を示している。
しかしTHDは0.0003%と、何故かTHD+Nより悪い値となってしまっている。
これはSYS-2722のDSPアナライザに用いられているADコンバータの性能やビット深度に
よる測定限界だと考えられる。

※SYS-2722のDSPアナライザでは解像度優先(24bit 65536ks/s)や、
帯域幅優先(16bit 262144ks/s)のモードがあるが、帯域上限30kHzなので解像度優先にしたが、
性能限界があり、アナログアナライザの性能には及ばなかった。

ちなみに、DSPアナライザでTHD+Nを測定した場合、0.00054%と、かなり悪い値となった。

APTHD2.png




続いてUPVによる測定

UPVの場合、入力された信号はATTを通った後は直ちにADコンバートされ、すべてDSPベースの
測定になる。
サンプリング周波数は44.1kHz、48kHz、96kHz、192kHz、500kHzから選択できる。



THD+Nは0.00021%と、SYS-2722のTHD+Nには劣りはするものの、
DSPアナライザのTHDと比べたら優秀な値が出ている。

UPVTHD1.png


THDのみの測定の場合は0.00007%とという驚異的な値が観測できた。
これはSYS-2722の低歪オシレータの出力のうち、ノイズ成分を除去して高調波歪のみを
忠実に抽出できているといえるだろう。

UPVTHD2.png




上記をふまえて、例えば限りなく優秀なD/Aコンバータの測定を行って、THD+Nとして
優秀な数値を出したいのであれば、アナログ式のSYS-2722に軍配が上がるのではないかと。

そうではなく、ノイズと高調波歪を分けて分析したいような場合、高調波歪のみ測定
したいような場合はUPVが向いているといえるだろう。





■SYS-2722のアナログアナライザのTHD+N測定で、SYS-2722とUPVのジェネレータをチェック!

SYS-2722にはアナログ式のジェネレータと、D/Aコンバータを用いたデジタル式のジェネレータを搭載。
UPVにはデジタル式のジェネレータのみ搭載(オプションでアナログジェネレータがある)

1kHz 2Vrmsの信号を観測する。


SYS-2722のジェネレータの場合
先ほどと同じ条件なので、THD+Nで0.00016%、THDで0.0003%という値が出ている。
ジェネレータチェックAP




UPVのジェネレータの場合

THDは0.00031%と、SYS-2722と大差ない値が出ている(実際、THD測定は値にふらつきがある)が、
THD+Nのほうは何故か0.002%と、かなり悪い値となっている。これはUPVのジェネレータは、歪は
少ないがノイズが多いといえるだろう。
ジェネレータチェックUPV




ちなみにSYS-2722のデジタル式のジェネレータの場合は
THD+N 0.00044%
THD 0.00058%

となり、UPVのデジタルジェネレータより性能は悪いといえる。
ジェネレータチェックAP_DA






■UPVのTHD測定で、SYS-2722とUPVのジェネレータをチェック!

UPVのジェネレータ出力 THD 0.00013%
SYS-2722のジェネレータ出力 THD 0.00007%
SYS-2722のジェネレータ出力(デジタル) THD 0.00031%
ジェネレータチェック2_upv



最後に、UPVのFFTアナライザで2つの信号を観測してみました。
緑色がSYS-2722、黄色がUPV
2枚目画像の黄色は信号無入力時の残留ノイズです。
黄色UPV緑AP


この時、アナライザに無入力時のノイズフロアを確認すべく、黄色側を無入力にしました
黄色無入力緑AP



高調波の様子がわかりにくい(ジェネレータの同期でUPVの高調波が見えやすくなってる?)
ので、帯域を狭くした画像も載せておきます。
黄色UPV緑AP2



SYS-2722のデジタルジェネレータの信号(緑)もご覧ください。
黄色UPV緑APデジタル





どちらがいいかは各自かんがえてください!

電子工作マガジンのバランスヘッドホンアンプ記事(地雷)

※注意

記事公開後に実際に製作しましたが、いくつかの問題点が発覚しています。

・出力端子のピン配列が間違っている(しかも既存の製品のピン配列と異なる)
・DCオフセットの調整が追い込めない
・ボリューム位置によって周波数特性が著しく悪化する
・ケース加工図は製作前に現物合わせで要確認

お気をつけください。




電子工作マガジン 2016夏号に

特性の良いバランス駆動を手作りアンプで体験してみよう
バランス駆動ヘッドフォンアンプの製作

という記事があったので、買ってみることにしました。
CltAz1wVYAAGO6h.jpg


CltAz7FUgAAx187.jpg

オペアンプよりヘッドフォンをドライブしやすいディスクリート構成で、約半分のCR、トランジスタのパーツは面実装品で基板に実装済みのものが販売されており、合計予算は3,707円とのことです。


基板は700円だけど送料が宅急便で500円(だけど緩衝材なしで封筒に入れて送るらしい)という時点で嫌な気はしていたのですが、勢いで頼むことになってしまいました。

本を買わないと必要な部品がわからないので本が届いてからリストを見ると、入手先は秋月電子と千石電商で、片っ端から通販のカゴに入れて注文。販売単位が10個だったりして、どうしても必要数のみで買えないこと、2箇所から購入することで送料もかさみ、3,707円で済むはずが、最終的に計算してみるとなんと5,887円もかかっていることに気づきました。これに本代を足すと7,087円もの金額に達しており、この数字をみると正直、買ったことを後悔してしまいました。

そうそう、無駄に1個120円もするWIMAのコンデンサを使っているわりには、他のところは昔懐かしいクリーム色で丸い形のセラミックコンデンサを使ってたり、ツマミが380円もしたりで、どうも理解しがたいこだわりも感じられ…。


さて、部品の手配も済んだところで記事を読んでみると、なんと!

CltG7ajUkAAPerf.jpg


設計に不備のある未完成品だったようです!





周波数特性グラフも載っていましたが、「可聴域の30Hz~20kHzにわたってほぼ周波数特性はフラット」なんて書いてあるわりには明らかなカマボコだし…
qindq64y.jpg




というわけで、買おうと思ってる方は気をつけましょう!


追記
記事中の回路図があまりにも見にくいので書き直してみました。
画像クリックで拡大
電子工作マガジン回路図


追記2
ボリューム位置によって周波数特性が著しく悪化する件について測定結果を掲載します。


最もフラットな特性が得られるボリューム最大時(グラフ水色)に対して、特性が最も悪くなるボリューム-6dBの位置(ピンク)といったようにボリューム位置によって周波数特性が悪化することがわかりました。
IMG_5274.jpg


ボリューム-6dB(電圧レベル半分)の位置
IMG_5276.jpg


理由はボリュームの後についているローパスフィルタ回路がボリュームの影響を受けてしまうことであり、
これは回路設計の不備であると考えられます。
IMG_5273.jpg
プロフィール

fixer

Author:fixer
http://fixerhpa.web.fc2.com/
Twitter @fixerhpa
頒布中のバランスキット関連はこちら

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