ハイレゾ感を演出!? AKB48のハイレゾ

AKB48のベストアルバム「0と1の間」が発売されたので、試しに1曲だけ買ってみました。
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AKB48はアルバムやシングルを何枚か持っていて比較的前の曲が気に入ってるのですが、古い曲は単曲で販売していないので、フライングゲットかヘビーローテーションのどちらかにしようと検討したのですが、ヘビーローテーションは流石に音がぐちゃぐちゃな感じだったので、フライングゲットを買ってみることにしました。

聴いてみた印象は、妙に左右に音が広がっていてセンターに音が少なくてどこを向いて聴いていいのかよくわからず、落ち着かない感じでした。

そこでシングルCDのほうを聴いてみると、こちらはセンターにキックドラムやベースの音がしっかり存在していて、(決して高音質とはいえないけれど)ハイレゾと比べたら聴きやすい仕上がりになっていると感じました。

どうやらハイレゾ版は「ハイレゾ感」を演出するために左右を広げた処理を行い、低域を切ったのかなという印象です。
twitterで同じ曲を買った人のツイートを見てみると同じようなサラウンド感について書いているものがあったので、このあたりはある程度、音のわかる人には共通認識になるのかもしれません。


音声波形とスペクトル分布は以下のとおりです。

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波形については上がCD、下がハイレゾとなり、パット見だとハイレゾのほうが海苔で良くないと判断される人もいるかと思います。
ただ、このくらいの違いの場合、レベルとしてはせいぜい1dB未満とかですし、使っているシステムによっても出てくる誤差レベルで
あり、例えば低域を切った素材のほうがリミッターで押さえ込んだ時の不自然さが少なくなりますから、そのあたりを踏まえるとこの程度の違いは聴感に大幅な影響を与えているとはいえない範囲と考えます。

ただし、ハイレゾのリマスタリングにおいて「音圧を上げよう」という意図があったという部分については否定できないでしょう。←ここ重要


スペクトル分布
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白がハイレゾで黄色がCDとなります。
こうやって比べるとやはりハイレゾのほうが低域の成分が少ないようにも見えます。

「どこを向いて聴いて良いかわからないような落ち着かない音質」の原因を考えてみると、MS処理なんかのエフェクターで音場を左右に広げたことや、低域を切ってしまったこと、またミックスダウン時にステレオ素材に対してそれなりの強さのトータルコンプを掛けた後、ハイレゾのマスタリングで低域を切ったり音場を広げたりといった大幅な改変を行ったため、不自然さが出たのかな? なんて想像したりもしています。

また、なんとなくハイレゾっぽい雰囲気をしてはいるものの、音質としては荒々しい印象があります。これは元々、いまどきの音をしたCDとして完成させるために少しずつ音を濁らせ纏めさせながら作ってきたミックスダウンに対し、途中から路線変更してハイレゾっぽく仕上げたことが原因なのかな? と考えています。
その結果、「きれいな音ではないんだけど、ひかえめのおとなしい音」というような感じに仕上がってしまったのではないかなと。

このように、元々CD用に高音圧で目立つ仕上がりを目指して作られた楽曲のリマスターの場合、こういう中途半端な「ハイレゾ感を演出したっぽい音」に仕上げるくらいなら、もっと派手なプラグインをガンガン掛けてノリノリの音に仕上げたほうが聴きごたえあって面白かったんじゃないかなーと思ったりもしました。
(追記: それをやったのがエヴァンゲリオンの残酷な天使のテーゼのハイレゾだと捉えているけど、あれはちょっとやり過ぎかな…)


そういうわけでAKB48のハイレゾですが、聴いた感想としては「CDのほうが音がいいぞ」という結論で締めくくることにします。

同様にハイレゾ化したけれど音質が微妙だった例としてはいきものがかりのハイレゾが記憶に新しいところです。
あんまり無理にハイレゾ感を演出しないで、最初からクリアで心地よいサウンドを目指して作ったら良いんじゃないでしょうか…。



さてそろそろオーディオの評論家の人のレビュー記事が出てきて

「AKB48のハイレゾは48人それぞれの歌い方の特徴がとってもよく感じられる」

なんて書いて笑わせてくれるのを期待することにしますwwww



電子工作キット販売委託先の変更のお知らせ

三月兎様の同人ハードウェア取扱い終了により、バランスヘッドホンアンプキットをはじめとした工作キットの販売店が変更となりました。

新しい販売店は秋葉原、ラジオデパート1Fにある「家電のケンちゃん」となります。
秋葉原へお越しの際はぜひお立ち寄りください。(店頭デモ機もあるよ)
ひきつづき今後ともよろしくお願いいたします。

家電のケンちゃん

同人ハード(キット),fixer 家電のケンちゃん






珈琲豆の精製方法による味の違いを試す

珈琲豆を木から収穫した後に、焙煎できる生豆の状態にするまでの精製方法にはいくつかの方式がありますが、この製法の違いを、同じ農園で作られた同じ品種の豆で比較できるサンプルを貰ったので試してみることにしました。



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参考

コーヒー豆の精製方法4タイプの違いとそれぞれの風味 http://coffeestandfrank.com/blog/coffee-purification-method



ゲイシャ種 ナチュラル製法の豆

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ゲイシャ種 ウォッシュド製法の豆

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まずはナチュラル製法の豆から焙煎してみました。

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袋から出してみるとなんとなく黄色味をおびた色をしており、酸っぱいような臭いを放っています。なんとなくカラカラとして軽い印象です。


1ハゼが12分、2ハゼが15分20秒くらい。そこで焙煎完了としました。


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炒る前の酸っぱい臭い感じがそのまま風味として現れており、「ナチュラルは独特の風味が現れ、飲めばすぐナチュラルとわかります。」と書かれてるのにも納得しました。

いわれてみればこういう味のコーヒーあったなあという体験したことのあるものでしたが、今回比較したことにより、これがナチュラル製法の特長の風味だというのがよくわかりました。

ちなみに酸っぱい臭いってのはいわゆる酸味の強い珈琲みたいなのとはまた別のもので、明らかに特徴のある風味なので言われればすぐに分かると思います。

ただ、この風味は焙煎後時間が経ったり、焙煎がこれ深い場合は特徴が埋もれてわからなくなりそうな感じです。



続いてウォッシュド製法の豆を焙煎してみます。

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焙煎はなるべく同条件になるように気をつけながら行いましたが、1ハゼについては同じ12分だったものの、2ハゼは16分30秒と少し長く掛かりました。これは豆の水分含有量によるものかもしれません。


ちなみに味については先ほどのような強い癖はなく、普段飲み慣れたコーヒーの味がしました。



ナチュラル製法については、あのような豆の色や臭い、そしてコーヒーもああいった風味のものを体感したことはあったのですが、それが製法の違いによるものだとは意識して考えたことがありませんでした。

今回、このような比較セットの豆を試したことで、ひとつまたコーヒーの味の違いを覚えましたとさ。



リケーブルつくるよ

前回のイヤホンケーブルの撚りかたで音が違う!? の実験結果を踏まえ、聴感上で気に入ったパターンでイヤホンケーブルを作成してみることにしました。

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採用することになった撚り方のパターンは、実はクロストークの少ないパターンではなく、クロストークする2パターンのうちの1つを採用することになりました。なんとなくてですが、クロストークの少ないパターンははっきりくっきりした感じ、クロストークするパターンは音がのっぺりと広がるものと、センター定位の歌がいい具合に前に出てくるパターンがあり、後者のものが特に印象深かったのでこれを採用しました。
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もともとバランス駆動でクロストークを減らそうと散々やってきたというのに、なぜここでクロストークするものを選択したのだという意見もありそうですが、3極ジャックのGNDの共通インピーダンスで起こるクロストークと、ケーブルが近接することにより誘導結合で発生するクロストークは性質が異なります。そこで考え方としては基本的にクロストークのない再生環境を構築した上で、エフェクターのような要素としてあえてクロストークさせてみようというわけです。


今回使用したのは4芯スターカッドタイプのマイクケーブルであるMOGAMI 2534です。これは前回使用した2549より若干細いため、このほうが取り回しが良さそうという理由です。


こんな感じで外被とシールドを取り除いて
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デザイン上の都合で一色となるように青と透明の線を分けて撚り直します。
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今回は、白バイのインカムに使われているとかいう頑丈さを誇る2.5mm4極プラグを入手したので、これを使ってみることにします。

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メーカーサイトではこんな資料が公開されています。
http://www.to-pura.com/φ2.5%204極プラグこじり強度試験報告書.pdf



2.5mm4極プラグは小型であるため、ハウジング内が小さくまとまるように組む必要があります。各線の長さなど、十分に検討して下準備するとうまく作ることができるでしょう。

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はんだ付けが済んで、導通・絶縁のチェックが終わったら内部はホットボンドで固めておくと良いでしょう。
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分岐の部分は適当なケーブルの外被を利用して留めておきましょう。
CANARE L-4E6Sの外被を使うとちょうどいい感じです。
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続いてはイヤホン側のコネクタの製作です。
今回はATH-IMシリーズ用のコネクタを使用しました。
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コネクタを付けたら、補強用として根元にホットボンドを少し付けておくといいかも。
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熱収縮チューブを被せ、最終的に耳掛け部分がこのようにカーブするように形作りながらヒートガンで炙っていきます。
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こんな感じでできあがり。
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一方、青いほうの電線はいわゆる2pinと呼ばれるタイプのイヤモニ用のコネクタをつけてみました。撚り方に関しては使用するイヤホンを使ってあらためて検討しましたが、結果としては同じ撚りパターンを採用することになりました。
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最初はXLRコネクタの仮付けで音を聴いて検討した上で、2.5mm4極プラグに交換します。
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なお、撚るパターンによってはイヤホン側の長さが左右で揃わなくなっていまうため、撚り方の検討をする際はイヤホン側も仮付けの状態で行うほうが良さそうです。


以上、みなさんもイヤホンのリケーブルを作ってみてはいかがでしょうか!!



twitterにてリアルタイムで書いた記事
リケーブルつくるよ



イヤホンケーブルの撚りかたで音が違う!?

巷ではイヤホンやヘッドホンのケーブルを自作しての交換が流行っており、このことを「リケーブル」などという名前で呼ばれています。
個人の自作品にしろ、大手もしくはガレージメーカーの製品であっても、このときに電線を編んだり撚ったりすることが多いようです。
当ブログでは以前に4芯ケーブルをヘッドホンに使用する場合の結線についてという記事で、ケーブルを撚った場合、その撚り方によって左右信号の干渉(クロストーク)の量が変わることを実験で確認し、クロストークの位相が変わるものを含めて3パターンが存在し、ケーブル製作の際には撚り方を意識する必要があることがわかりました。

さて今回は、実際に撚り方のパターンを自在に変更できるイヤホン用交換ケーブルを作ってみることにしました。

使用したケーブルはMOGAMIの2549という2芯マイクケーブルをバラしたものです。このケーブルは撚った状態で癖がついているため、撚り直したりしても形が崩れないので好都合です。


まずはこんな感じで左右独立した状態のケーブルを製作します。撚り直すときに左右を分離できるようにXLRコネクタを着けています。

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撚り方のパターンとしては以前の記事のように3パターンが存在します。
クロストークが少なくなる左のパターン、そしてクロストークが増えるが、位相が異なる右2つのパターンです。


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横から見るとこういった順序の違いとなります。
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クロストークする2パターンの位相の違い
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※表示されている単位がWになっているのは関係ないです




今回使用したケーブルが2色×2なのでわかりにくい部分がありますが、左右をまとめて撚った場合、そのときに1ピッチ分ずらした場合、そしてお互いを挟み込むように撚った場合の3パターンとなります。

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「こんな事で音が変わるのかよ」とか、「いままで何本もリケーブル作ってるけど撚る順番なんて気にしたことなかったよ」なんて声も聞こえてきそうですが、実際にこうやって比較試聴用のケーブルを作って実験してみると、きっと誰にでも違いを感じることができる差があるような印象を受けました。


みなさんも是非試してみてください!!!!



twitterでリアルタイムで書いた記事
イヤホンケーブルの撚りかたで音が違う!?

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