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「FALSE STUDIO MASTER」

ラブライブ!のハイレゾ音源で音質が良いと第一人気の「Snow halation」。公式のイベントでもCDとの比較試聴に使われていたりする曲ですが、twitter情報によると「ギターの音が違う全く別物」らしいのです。
この楽曲を購入していなかったので知らなかったのですが、知る人ぞ知る「ハイレゾとCDの聴き分けポイント」だったそう。


CDの「μ's Best Album」と聴き比べてみると、確かにエレキギターのフレーズが別物であることがわかります。
2つの音源を並べて差分を出してみたところ、曲全体に渡ってエレキギターの音が綺麗に抜き出すことができました。
スノハレ差分


わかりやすいのは3:10くらいの「届けて切なさには」の手前の部分。エレキギターの音がCD版では「ジュワーン」と入っているのに対し、ハイレゾでは「ジャジャジャーン」と入っているので、一聴ですぐにわかります。
この他、00:22~00:35あたりも違いがわかりやすい部分です。


このように、波形でも違いを確認することができます。
スノハレ差分2




違うのはフレーズ(リズムやメロディ)だけでなく、音の位置もハイレゾではギターが右側に居るのに対し、CDでは左よりです。

なお、ハイレゾ音源のファイルのメタデータを参照すると、この音源は2010年10月05日12:59に作られたファイルであることが確認できました。
スノハレメタデータ

Snow halationのCDの発売日が同年12月22日ですから、発売までの間に何らかの事情でギター音源の差し替えがあったものの、後々の管理ミスで配信するファイルを間違えてしまったのではないかと推測されます。 


それにしても、このハイレゾ音源についてネット上の比較試聴の記事を検索すると「ハイレゾでは聴こえなかった音が聴こえる!」「まるでギターが別物!」みたいな感想が並んでいて、購入者を騙すのも程々にしとけよと思っちゃうよね。
そもそも公式のハイレゾ試聴イベントでプロデューサーの人立ち会って聴き比べしてなかったっけ? 気づけよなwwwww

というわけで、この楽曲においてはランティスの言っている「TRUE STUDIO MASTER」ではなく「FALSE STUDIO MASTER」(偽りのスタジオマスター)じゃねーの?wwwwwwww というお話でした。




そういえばハイレゾついでに話をすると、「マスタリングエンジニアが音をグチャグチャにしてしまったせいで、当時のレコードのほうがよっぽど音が良い」状態になってしまっている麻丘めぐみのハイレゾ音源ですが、レビュー記事(http://www.e-onkyo.com/news/57/)で「誠意の無い制作会社ならば事後に音源を差し替えて「作品にはノイズが入っていませんでした」とミスを隠蔽する」とか書かれていたので、tr.8 白い部屋の曲中の「バチッ」というノイズについて問い合わせてみました。


聴けばすぐに気づく、すさまじいノイズ波形が
白い部屋ノイズ


しかし残念なことにビクターさんからの回答内容としては「ノイズは確認したけど、修正はしない。販売ページに「楽曲中にノイズがry」と注意書きを入れました。

という、なんともお粗末な対応でした。これでは「誠意のない制作会社」にすら満たないね。


その他にも曲のフェードアウトの処理がこんなに雑だとか
フェードアウト


アルバム全曲一括購入特典のサウンド解説が、サイトで無償で見られる解説と同一でしかもプレーンテキストのpdfとか
サウンド解説


正直これじゃあ商品として世に出して良いレベルを満たしてないと思う




まずは先にレコード会社の人間をハイレゾ化しろwwwww

予算が無いを言い訳にするならマスタリング(という名の音をグチャグチャにする作業工程)をやめろ。


言い方は悪いけれど、こんな現状では音楽業界の衰退も、あって然るべき状態だと思います。
もう少し意識を高めてがんばってください。
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ヘッドホンマッチングトランス小型版試作2

DSC_4255.jpg


前回の続きでトランス屋さんから4倍巻いたものと、3倍巻いたものが上がってきたのでテストをしました。

当初の予想通りなものの、やはりコアが小さくなると余裕がなくなるのでコアが大きい場合よりピンポイントで適正値を攻める必要がでてきます。

コアが大きいものについては理想形に仕上がったものがあるので
http://fixerhpa.web.fc2.com/ipodz/index.htm
http://fixerhpa.blog.fc2.com/blog-category-2.html

これを使えば何の問題もないのですが、せっかくなので小型版がどこまでいけるのか、また上記の物とはまた違ったアプローチが出来ないかを考えつつ、勉強を兼ねながらもう少しやってみることにします。


とりあえず現段階の試作品(4倍巻きと3倍巻)について打ち合わせに使った資料を加筆修正しながら掲載していきます。



このトランスは、iPodの出力とヘッドホンの間に入れて、より音を大きくするために使うものです。
iPodからはサイン波で最大1Vrmsの信号が出てきます。ヘッドホンのインピーダンスは低いもので16Ω程度ですが、高いものだと250Ωや600Ωといったものがあります。iPodの出力インピーダンスはほぼ0Ωなので、ヘッドホンのインピーダンスは何Ωであっても最大1Vrmsという同じ電圧が掛かります。よって、16Ωのヘッドホンなら60mWほどの出力が出せますが、250Ωだと4mWにしかなりません。
そこで、トランスを入れることで250Ωのヘッドホンにより大きな電圧を掛けて大きな出力を得たいのです。

トランス概要


以前製作した28mmコアのA28-185を含めて特性をとってみました。最初に10mVのグラフをご覧ください。iPodに見立てた発振器を用意して、10mVを出力。トランスを使用しないで直接256Ωの負荷を繋いだ場合が青い線です。これを0dBrとして基準とします。この時、A28-185(紫色)だと+12dB(40mV)近くの電圧が掛けられるようになり、とても理想的な状態です。
今回、最初に製作したA19-489(藍色)もこれとほぼ同じで一見理想的に見えます。その後4倍で製作したA19-495(桃色)は、電圧が下がって+6dB(20mV)程度となり、トランスを入れた時の効果が小さくなってしまいました。そこで最後に製作した3倍のものがA19-496(水色)で、これは電圧的には中間くらいに収まっています。

10mV比較






続いて1Vでのグラフを見てください。こちらは飽和具合を見るために電圧を上げたものです。
先ほどでは一見同じように見えた28mmコアと19mmコアの違いがはっきりと出ています。実際の音楽信号の場合でどのくらいの歪が問題になるかというのはデータで示すのは難しいのですが、今回の使用条件の場合、A19-489(黄色)だと音量を大きくした時に低音が飽和して音が割れるのが分かってしまい、できればもう少し余裕が欲しいといった感じでした。
3倍巻きと4倍巻きについては聴感上での飽和の問題は全くありませんでしたが、トランスでのロスが増えてしまったため、そもそもそこまで大きな音量が出ていないのでは、という面もあります。

1V比較


というわけで、"音の大きくなる効果は小さいけれど、最大にボリュームを上げても音が割れない3倍巻き"と、"音は大きく効果が大きいけれど、ボリュームを最大まで上げると音が割れてしまうので場合によりボリュームを少し下げて使う必要のある基準巻数のA19-489"で判断に悩みました。


今後、もう少し特性を追い込むことができるとしたら、同じコアで考えた場合は巻数を2倍あたりにして飽和と音量の両立する部分に追い込むのがどうかとは考えていました。
3倍、4倍と巻数が多いものは高域の低下も目立ちます。音としては殆ど問題にならない程度ですが、こうやってデータを見ると20kHzで-5dBというのは厳しく、3倍巻きでの-3dBでなんとか許容範囲な印象です。この部分を改善するにはやはり巻数を減らす必要があるのではと考えます。巻数を2倍にすることで変圧比は下がりますが、線径を太くすることで銅損が減らせるので結果的にヘッドホンにより大きな電圧を掛けられるのではないかという考えです。
もちろん、巻数を3倍のまま線径を太くできれば言うこと無しなのですが…。

さて、コア材を変更した場合ですが、珪素鋼板だとおそらく低域も高域も確保できないのではないかと考えています。PBパーマロイの場合どうかというのは気になってはいたのですが、周波数特性やロスを犠牲にすることなく飽和のマージンを確保することはできるものなのだろうか?



という感じで、19mmの小さいコア、そして容積の限られたボビンにどれだけの太さの線を何回巻くか。ここらへんが良いトランス造りの腕の見せ所となるようです。

ワットモニター故障

IMG_1169.jpg

日ふと気づいたら、これをつけていたペルチェの冷蔵庫が電源落ちているので調べたらここからチリチリチリチリ音がしてるんですよ。

サンワサプライのワットモニター TAP-TST8だけど、消費電力や電気代の概算がわかるので便利で使ってたんですが、なんか嫌な雰囲気。

IMG_1167.jpg

IMG_1170.jpg


IMG_1171.jpg

合計1500Wまでと書かれているものの、普通は両側から挟み込む構造の刃受けが、これは片側しかついていなくって見るからに嵌合がルーズな感じ。
データシート的には一応15Aらしいけど…

幸いな事に発煙や発火には至らなかったものの、さすがにこの構造はマズいよな。



IMG_1172.jpg

一応、ちゃんとPSEマークはついていて、しかもJET認証。分類的には重要度の高い"特定電気用品"のカテゴリのうち"その他の差込み接続器"に分類されるらしい。

具体的には適合検査で
http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/kaishaku/gijutsukijunkaishaku/beppyoudai4.pdf
この中の1.共通の事項と、6.接続器の項目に合致していれば良いらしいんだけれど、これを見ると刃受けの形状について例は載っているけれど、具体的な構造については規定されてないみたい。
だからOKなのか????

Amazonのレビューをみると、けっこう故障が出ているようなので、なんだかなー。

6L6GCシングルアンプ16,200円

巷で話題の格安中国製真空管アンプを買ってみました。16,200円と送料1,500円の格安です。


DSC_4260.jpg



真空管は整流管の5Z4P、初段の6N1、出力管の6L6GCが2本です。
DSC_4296.jpg


内部の様子
(画像クリックで拡大)
DSC_4282.jpg

気になった点

・整流管だったりチョークが入ってたりと案外本格的
・底の蓋がない! うっかり触ったり物が入り込んだらあぶない!
・コンデンサの固定が現代的(両面テープ剥がれなきゃいいけどな)
・ヒューズが無いんじゃないの? →ACインレットの部分にありました
・まあ、とにかく安いよね。


真空管アンプの回路よく知らないんだけど、なんとなく書き出してみた回路図
(画像クリックで拡大)
6l6gc_single_sche.jpg



電源電圧ですが110V表記になっています。
100Vのときの各部の電圧はこんな具合でした。

6L6GC B電源 280V ヒーター 5.3V
6N1 B電源 185V ヒーター 5.8V

なので110Vでざっくり特性を取ってみました。8Ω負荷時の電圧利得は7倍ほどです

6L6GC_freq.png


6L6GC_THD_8ohm.png


6L6GC_FFT.png


とりあえず、電源は入るし、音も鳴っています。
iPodがソースだと、若干ゲインが足りない気も。でも問題ないレベルです。
音質は歪っぽいけど、これはこれで真空管っぽくっていいかなって感じ。

またなにか進展があったら書き込みます。


出力トランスの周波数特性をざっくり見てみました。

出力を8Ω終端したときに一次側からみたインピーダンスが3600Ωほどだったので、とりあえず3.6kΩ:8Ωということにしてマッチングさせた状態で周波数特性のチェックです。発振器出力レベルは10V。600Ωバランス出力のオシレータに1.5kΩを2本入れて測定です。

6L6GC_tr_freq.png

ロスが無い場合の計算値を0dBrに設定したので、トランスのロスは1dB程度ということがわかります。なかなか優秀ではないでしょうか。
周波数特性で高域の落ち始めは若干早い感じがします。ピークも近いところにありますし。

ちなみにアンプとして測定した場合の周波数特性で高域が上がり気味になっているのは、おそらく一次側の球の出力インピーダンスが3.6kΩを下回っているからなのではないでしょうか。


上記の状態で歪率もチェックします。
6L6GC_tr_THD.png

アンプ全体でみたときの歪率が若干高いのが気になっていましたが、どうやらトランスのせいではなさそうです。





NFB切って特性見たいという要望があったので。

電圧利得は16倍ありました。

周波数特性
6L6GC_nonfb_freq.png

歪率
6L6GC_nonfb_thd.png

いいぞLXA-OT3 とまらない

La La La ラックスマン!!

IMG_1135.jpg


改造はとりあえず先日の定数でいいかなって感じです。
20kHz近辺の減衰カーブが測定上若干気になる部分もありましたが、D級アンプが元々高域が痛いイメージがあったので(これもフィルタのピークのせいなのかもしれないけれど)このくらいがいいかなって感じです。

C58とC69を0.1μFに、それから出力に1μF+22ΩのZobel追加という形でひと段落ということにします。

コンデンサはフィルムがいいのですが、1μFのフィルムで現在入手が手頃なのが見つからないのですが、
マルツのコレでいいと思います。サイズがちょっと不明ですが…。

その他の部品も含めてリストアップしておきます。
http://www.marutsu.co.jp/shohin_132754/
http://www.marutsu.co.jp/shohin_95423/
http://www.marutsu.co.jp/shohin_1285/


なお、Zobelは基板の裏につけるのが嫌だったのでターミナルのところに付けましたが、ちょっと大変なので裏側のほうがいいかもしれません。
IMG_1137.jpg


簡単な改造なので、ぜひ試してみてください。

iTunesのサウンドチェック(自動音量調整)機能

前回の記事で出てきたiTunesのSound Check機能について、実際にはどういった動作をしているのか調べてみました。


この機能についてはiTunesの再生環境設定にて行います。

soundchecksett.png


この設定を行うと、既にiTunes内に取り込んである音楽ファイルについて音量のスキャンが開始されます。


スキャンが終わると、ファイルの詳細にボリューム情報が記載されているのを確認することができます。

soundcheckprop.png

どういった基準レベルを用いているのかは不明ですが、例えばμ'sのMusic S.T.A.R.T!!では-12.4dBという値が出ています。これは、iTunesの基準レベルから12.4dBオーバーしているので、再生時にこれだけ下げてやるからな。という意味です。



サウンドチェック機能について調べてみたこと


■ラウドネスレベルに関した測定環境が無いため、従来のVUメーター(SIFAM R22AF)で確認したところ、おおむね-17dBFS=0VUくらいが基準レベルになっているようです。音圧の低いソース(Donald Fagen I.G.Y)から、海苔波形のMusic S.T.A.R.T!!までVUメーターが綺麗に揃います。

■ボリューム情報は数値としてはかなり大きな値になる場合もありますが、実際に補正されるのは±12dBの範囲に留まるようです。例えば1kHz 0dBFSのサイン波信号はボリューム値が-16.9dBとなりますが、実際には-12dBの処理がなされます。Music S.T.A.R.T!!をDAWで-40dBにレベルを落としたものを入力すると、ボリューム値は+23dBとなりますが、実際に補正されるのは+12dBです。

■メタデータ上でアルバム名が同じ場合、個々の曲に対してのレベル調整は行われず、アルバム全体で同じ値(平均値?)での処理がなされるようです。これがMastered for iTunesの文書中にあるピンクフロイドのアルバムの話のことなのでしょう。

■iOS7では"音量の自動調整"という名前でサウンドチェックが機能するようです。なお、ボリューム情報が記載されていない音声データではiOS上でのサウンドチェック機能は働かないようです。なお、現行の音圧の高いソースは-12dBボリュームを下げられるため、能率の悪いヘッドホン等では音量不足になる可能性があります。これは西暦2000年以前の音圧の低いCD音源よりも、もっと低い音量です。

■サウンドチェック機能は、あくまで楽曲単位で再生音量を調節するものであって、曲中でボリューム値が変動するものではない。すなわちコンプレッサー的な要素は無い。



それでは、いよいよ波形のチェックです。
音圧や収録レベルの異なる音源を並べてiTunesのサウンドチェック機能をON。この状態で再生してProToolsに流し込み、波形の変化を確認します。なお、上記のレベル変化についての確認はこのデータをもとに行っています。


曲順(左より)
μ's(ラブライブ!) - Music S.T.A.R.T!!
B.B.クィーンズ - Complete Of B.B.Queens At The Being Studio - 13 君にコケコッコー!
B.B.クィーンズ - PARTY - 06 君にコケコッコー!
Donald Fagen - The Nightfly - 01 I.G.Y
テラークデジタル チャイコフスキー1812
μ's - Mermaid festa vol. 1 シングル
μ's - Mermaid festa vol. 1 アルバム
μ's - Mermaid festa vol. 1 ハイレゾ
μ's - Mermaid festa vol. 1 自家製修正版



ピークレベル波形(画像クリックで拡大)
上:オリジナルwav 下:iTunes再生出力
soundcheckpeak.png

ご覧のとおり、音圧の高い海苔波形の曲はサウンドチェック機能の通関を通ることが出来ず、健全波形の曲よりも小さくなってしまう程、レベルが下げられているのがわかります。

これにより言えることは、マキシマイザを駆使して音が割れてまで音圧を上げてしまってもその分レベルが下げられてしまうので、ピークレベルを押さえ込んだだけ結果的に損をしているということです。

なお、iTunesの再生において聴感上やVUメーターでは音量が揃っているにもかかわらず、波形では楽曲ごとの波形の大きさにバラつきがある理由は、波形をピークレベルでみているからです。



ProToolsでは波形をパワー表示に切り替えることができるので、こちらも確認します。


パワー(音量)波形(画像クリックで拡大)
soundcheckpower.png


すると、元の状態ではバラバラの音圧だった音源たちが、iTunes再生出力では綺麗に揃っていることが確認できました。これは見事です。


こんな具合でサウンドチェック機能について大体の動作がわかったかと思います。

この機能について、どれだけ有用であるのかは不明な部分もあります。
再生機器は0dBFSを超える信号を出せませんので、この手法の場合はどうしても音量を絞る方向での対応となってしまいます。この場合、ヘッドホンでの最大音量が小さくなっちゃうとか、ソースの16bitの分解能が狭められてしまうといった問題があります。
しかし、音圧調整をコンプレッサー的な動作を行わない音量調節に留めている点や、アルバム単位での音量調節を行う点など、Appleとしては最大限、楽曲の制作者の表現を変化させない方向で機能を作成したのは色々と検討を行った結果なんだなと実感しました。音圧戦争への対抗の手始めとしては良い落とし所なのではないでしょうか。
自分だったら、CD等の音源は音楽を大切に聴く人を優先してマスタリングし、「音が割れても大きく聞こえたほうがいい用途」向けにはiPodにマキシマイザ機能を入れてテキトーに音圧上げてやればいいんじゃねーの?と思ったりする位だったので、機能の内容を調査した結果には、驚きを隠せない感じでありました。

さて、今後どうなっていくんでしょうかね

Mastered for iTunes 音圧戦争について

fhánaのdivine interventionという楽曲がiTunes Storeより配信開始されましたが、iTunes Storeの配信のために専用でマスタリングを行うMastered for iTunesという形式で配信されているとのことです。
そこで上記の文書を読んでみると、Mastered for iTunesというのはiTunes Storeの配信形式であるVBR 256kbpsのAACファイルにより適切に変換しましょうという内容で、文書の大部分において「いい加減音圧戦争やめれ」ということが事細かに書かれていることがわかります。

じゃあ実際fhánaの楽曲がどういう形でマスタリングされているのか、試聴音源を取り込んで波形をチェックしてみました。
divine intervention

するとこんな感じで、波形の形や聴感上の印象としてはかなりコンプレッサー(マキシマイザ)が掛けられているものの、少なくとも波形の形としては"ランティスの音源"にしてはずいぶんと控えめな印象を受けました。

Mastered for iTunesの文書の中に

>オーディオクリッピングを含む楽曲は、Mastered for iTunesとしての配信はできません。

という項目がありますので、おそらくこれを最低限回避するマスタリングを行ったのだろうと推測されます。



さて、文書中にiTunesの"サウンドチェック機能"についての解説があります。

>Sound Checkはあらゆる楽曲を均等な音量で再生するテクノロジーで、iTunesを含め、すべてのiOSデバイスに搭載されています。最初に楽曲のラウドネスを測定し、その情報をファイルのメタデータに保存します

とのことで、早い話が「2013年までのランティスみたいな音割れ音源作ったって、Sound Checkが音量下げてかえってショボく聴こえるようにしちゃうんだからね」ということらしいです。


さて、次の記事ではこのSound Check機能について実際にどういった動作をしているのか調べてみます。
プロフィール

fixer

Author:fixer
http://fixerhpa.web.fc2.com/
Twitter @fixerhpa
頒布中のバランスキット関連はこちら

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