コーヒー焙煎

オーディオ関係ないのですが、単独でサイト作るほどでもないので1ページ使わせてください。

1年ほどかけて研究してきたコーヒー自家焙煎ですが、ようやく形になってきたので記事にしておきます。


オーディオ大好きなfixerこと私が、オーディオの次に好きな趣味といえばももクロちゃんコーヒーです。

コーヒー好きってのも段階がありまして…

1.インスタントコーヒーとか缶コーヒー

2.スーパーで挽いてある(orセルフで挽いて)豆を買ってきてペーパードリップ

3.自家焙煎の店で買ってくる

4.やっぱり豆は淹れる直前に挽かないとダメだよね

5.豆は自分で煎らないと(←いまここ)


てな具合です。
何故にコーヒーを自分で煎るかというと、第一にコストです。
ある程度の豆を自家焙煎の店で買ってくると高い豆でなくとも200gで800~1000円くらいはします。
200g買っても我が家では3日で無くなります。月1万円のコーヒー代はけっこうな出費です。
生豆だったら1000円あれば1kgくらいは上等な豆が買えます。

あとは好みのコーヒー豆屋が近くにあるかという問題もあります。コーヒーは鮮度が命なので焙煎してから何週間もした豆を使うわけにもいかず、まとめ買いができません。


ということで自分で焙煎を始めたのは、およそ1年前の話です。
家庭用の焙煎機なども色々検討したのですが、1度に焼ける量が少なかったり、マトモなものは10万円以上したりするのでコーヒー代のコスト削減には繋がらず購入には至りませんでした。なんとかして安価に手軽に焙煎する方法を考えることにしました。


■第一段階 フライパンで焙煎

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フライパンや陶器の鍋で焙煎する方法は割と有名ですが、一度に煎れる量はせいぜい100g以下ですし20分もの間鍋を振り続けなければならず、日常的に行うのは現実的でありません。
試験的に数度やって、やめました。



■第二段階 ホームベーカリー+ヒートガン

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CA3G0017.jpg

この方法は半年以上の間、合計10kg以上は焼いてお世話になりました。
ちょうど使い古しのホームベーカリーがあったことと、ヒートガンがあったので熱風式焙煎ができるんじゃね? と考えていたら動画サイトをみると実例もありました。
ホームベーカリーのヒーターでは火力が足りないのでヒートガンで熱するといいとのこと。熱風式なのでチャフ(豆の皮)も飛ばせて楽ちんです。

しかし、困ったことにせっかく買ったSUREこと石崎電機のプラジェットがコーヒー臭くてたまったもんじゃありません。熱収縮チューブを処理する度にコーヒーくせぇ。


ということで考えたのが


■第三段階 ヒーター増設ホームベーカリー

なんとかヒートガンを使わずに、なるべく少ない道具で簡単に焙煎できる方法がないかと思い、まずはホームベーカリーについているヒーターのみで焙煎を試みました。いいヒーターがついているのですが400Wなのでヒートガンが1kWあることを考えるとどうみても非力です。
なんとか焙煎できたものの、40分~1時間弱かかってしまいました。

こりゃ改造してヒーターを強化するしかないなと。
するとなんということでしょう。ヤフオクで1000円以下で中古のホームベーカリーが売っているじゃないですか。

というわけでニコイチにしてヒーターを2本にしました。

IMG_0094.jpg



IMG_0099.jpg



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これがもう絶好調!!

IMG_0113.jpg


300gという豆の量でもどんどん加熱してガンガン煙吹いて20分少々と、丁度いい時間で焙煎完了。




しかし困ったことに、ヒーター倍増で、しかも100V連続稼動ということで…



プラパーツが溶けた!
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フタが溶けまくりんぐ!!
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それもそのはず、192度の温度ヒューズは当然のように未接続。
後に計測して判明するのですが、このとき温度は230度くらいまで達していたようです。
温度ヒューズ、繋がずにして切れているんだろうな。キケンw

IMG_0347.jpg



この後、プラパーツは釜との接触面を削ったりしてなんとか凌ごうと思います。




で、今回は温度測定を行いながら焙煎を行なってみました。

IMG_0342.jpg



ホームベーカリーにサーミスタがついているのですが、仕様がわからないためいままで使わずにいたのです。
室温や熱湯などで実測し、なんとか定数を割り出しました。
B定数4100K、50kΩ @25℃程度のようです。とりあえずDMMで測定した抵抗値をRS232C-USB変換を経由して1秒刻みでPCに記録するシステムを作り上げました。


グァテマラ アンティグア 約350g

気温10℃ 釜予熱約100℃

ヒーター800W 連続運転

ちなみに若干焼きムラが出たので350gは若干多すぎたかもしれません。


焙煎前の豆はこんな感じです。石ころとか虫食い豆とかカビた豆も入ってたりします。コーヒー豆のカビは一発で肝臓病のカビ毒アフラトキシンが入っている可能性もあるとかないとか? 選別しないで焼いちゃうところもあるとかないとか。自分で飲むものなのでひと通り選別します。品質が悪い豆のときは全粒目を通します…。
IMG_0320.jpg



12分経過
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16分経過
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21分経過 完了間近
IMG_0338.jpg


出来上がり
IMG_0346.jpg

350gという量が多すぎたのか若干ムラが出てしまいましたが、まあいい感じだと思います。
ちなみに家庭用の焙煎機で一度に350gも焼けないですよ。



気になる温度変化は
20130206焙煎温度グラフ

途中で温度が下がっているのは、撮影のためフタを開けてしまったからです。
ヒーター連続運転ということもありますが、焙煎後期は思っていたより高温でした。
200度超えたらヒーター1本切っても良さそうです。
次回はそんな感じでやってみようと思います。



ちなみに今回の焙煎の後に、とてもいいソフトを見つけました。



任意のサーミスタと、温度測定機能のないDMMでも温度表示が可能な通信ソフトです。
http://www.ts-software-jp.net/products/tsdmmview.html

TsDMM.png


使用するサーミスタの仕様、B定数4100K、50kΩ @25℃

これをもとにエクセルとかで温度対抵抗値の値を計算します。

=50000*EXP(4100*(1/(温度+273.15)-1/(25+273.15)))

みたいな感じで。
それで例えば10℃ステップ位で値を出してコンマ区切りのCSV出力して
センサ特性定義用ファイルを作成します。


-----------------------------

START:
NAME:Temp. 4100K 50kOhm
MODE:Ohm
UNIT:'C
TYPE:

116.57,260
135.02,250
157.30,240





103597.50,10
176024.53,0

END:

-----------------------------


これで次回からはもっと手軽にデータが取れそうです。


良い結果が出てきたらまた報告します。
2000円で作れるコーヒー焙煎機、いかがでしょうか。
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4 ← いまここ

昨年秋頃?にアウトドア仕様の1-2人用のコーヒーミルを買ってから、週末の朝やおやつ時?にゴリゴリひいてペーパードリップで飲むようになりました。

消費量が少ないのでドトールの一割引きの日に豆の種類を変えて楽しんでいる程度です。

イタリアのモカエクスプレスかムッカ・エクスプレスの購入を考えたこともありましたが、牛乳をチンしてそこへペーパーフィルターでコーヒーをドリップすることで今は落ち着いています。

ちなみに平日はカップにティーバッグ、お湯とミルクをハーフ&ハーフに入れて、レンジでチンしています(笑)。
スキーに備えてカルシウムを取って骨折予防のつもりです。

No title

こんにちは

手挽きのミル、私も使っていましたよ。
最近はそれも手間がかかるようになってしまって、
電動のカットミルを購入しました。さすが楽ちんです。

ペーパードリップで、ゆっくり少なめにドリップすると牛乳加えるときはいいですね。

No title

とてもよいアイデアですね。

コーヒーの香りがしてきました。

今日タリーズでハワイコナコーヒーを予約してきました、楽しみですよ。

No title

みなさんコーヒーすきですねえ。

タリーズってけっこう深入りで油出てるような豆でしたっけ。
あそこで豆で買ったことはなかったです。
ハワイコナって高級ですよね確か。

焙煎楽しいですよ。
自分の好みに出来るせいか、以前よく買っていた店のものを久々に買って飲んだら、これなら自分で焙煎したほうがいいかなーとか思いました。

厳密な管理をしていないので上がりにバラつきがありますが、そのおかげでむしろ同じ豆でも飽きなくていいです。

第2段階について詳細を教えてください

第2段階 ヒートガン+ホームベーカリーに興味があります
ホームベーカリー側は通電させてパン焼きモードになっているのでしょうか?それともこね(撹拌モード)にしているのでしょうか?
その際、特に改造はされてないでしょうか。

電気工作素人でもできる範囲で真似をさせていただきたく、上記を教えていただけないでしょうか。
第3段階には脱帽しました。
素晴らしい自作技術ですね。

No title

こんにちは
コメントありがとうございます。

ホームベーカリー+ヒートガンで焙煎する場合、20~30分ほどホームベーカリーを回し続ける必要があります。
それだけの間、撹拌を続けることのできる機種なら未改造でそのままいけますが、それが出来ない場合は手作業で再スタートさせるか、もしくは回しっぱなしが出来るように改造する必要があります。

こちらで使用しているようなシンプルなモーターを用いたホームベーカリーなら、簡単な判断、作業でモーターを100Vに直結して回転させることができますが、高機能なモータを採用している場合はちょっと難しいかもしれません。

まずは、手作業で再スタートするような方法で試してみてはいかがでしょうか?
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