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カセットテープの速度調整

カセットテープの速度調整だけど、テストテープがないのでどうしようかと考えていたのですが、前回のコメントで後押しがあったので、テープの長さを測る方法を試してみました。

カセットテープの速度は4.76cm/Secもしくは4.8cm/Secとされていて、この数値は1 7/8インチに由来しているとのこと。
偏差はJISで±3%らしいけど、実際のデッキだと±0.5%だったり。
そもそも4.76か4.8なのかで0.8%違うんだけど…。

ちなみに0.5%というとA=440Hzと442Hzの違いくらいあるから、デジタル時代の現在となっては到底許せないズレなんだけど、当時というかカセットテープとしてはこんなもんだったんだねってことで。

前回はカセットテープの速度調整をする方法として、市販のミュージックテープと、同じ曲のCDを同時に鳴らしてスピードを合わせる方法や、速度が電源周波数に依存して調整箇所がない、シンクロナスモーターを採用したデッキを基準にする方法を検討したけれど、どうもこの2つは一致しないようで…。
ちなみに市販のミュージックテープを作成しているデュプリケーターはなんと200倍速もの速度でコピーをしても±0.15%の速度偏差に抑えられるというハイスペックらしいので、メンテナンスさえされていれば基準として使って全く問題ない精度であるといえるでしょう。


そんなこんなで今日は、カセットテープの中身を引き出して規定の長さの部分を区切り、ここを再生するのにかかる時間を測ってみることにします。

精度を高くするためにはテープの長さ(時間)はなるべく長くするほうが好ましいのですが、長いテープを正確に測るのも難しいので、1mの定規で測れてキリの良い数値ということで4.76cm/秒×20秒で95.2cmとしました。
スプライシングテープを使ってテープ上に無音部分を2箇所作って、連続して記録ができる部分が95.2cmとなるようにします。ここは数ミリの誤差も許されませんので、正確な定規できちんと測る必要があります。
テープ上の位置は巻き始め(もしくはひっくり返して巻き終わり)および、テープの中間部分の2箇所に測定用の部分を作成しました。

IMG_0907.jpg


IMG_0909.jpg


この区間をまたがるように正確な1kHz(もしくは3kHz)のサイン波を記録し、再生する際にPC上に録音します。
録音したものを無音部分を目印にして切り出すと、95.2cm区間の再生にかかった時間がわかります。
かかった時間と規定値の20秒で現在の偏差を算出し、その数値をもとに今度は先ほど記録した1kHzの信号に偏差分を掛けた値になるよう、テープを再生しながら周波数カウンタで目的の周波数に合わせます。

これにより95.2cmの区間を20秒で再生できるように調整でき、4.76cm/Secを達成できるというわけです。


前回、ミュージックテープで調整したTASCAM 122MKIIIでチェックしたところ、95.2cmの区間の再生にかかった時間は20.002秒だったので、これ以上調整しなくとも十分な精度に収まっていることが確認できました。
ちなみに±0.5%に収めるためには±0.1秒くらいの範囲には収める必要があります。

tape_rec2.jpg
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巧くいきましたね。

UPV購入しました?

No title

上手くいったかはわからないですが安心要素は増えました。
やっぱり、一度テープを引き出してしまうと記録が不安定になりがちです。6mmテープ刻むのとは違いますね。

おっと、その情報はどこでw

元の上司に聞いたら、ミュージックテープを信用してよいと言っていました。

情報は呟きを見ました。

私は古いUPDを使っています。

No title

デュプリケーターはそんなに精度が高いんですね。
あれって200倍速でヘッドはどうなってるんです?

あとはマスターテープの速度偏差とかもある程度あるんですよね。
CDでもシングルとアルバムで違うなんてこともありますし。
いずれにせよカセットテープとしては十分な範囲に収まると思いますが。

あれ、ずいぶん色々なメーカーのアナライザ使ってません?

CT関係は詳しくないのですがDP205の事ですね
難しい事してないと思います。

ヘッドは固定ヘッドです。

カットポジションはCUE信号記録しています。




No title

200倍速だと10kHzが2MHzになりますから、ヘッドのギャップも1/200にならないと記録できないんじゃないかと思うんですよ。
ビデオテープの場合はテープ同士を密着させて転写とかだったような覚えがあるんですが

確かにですね、バイアス周波数は低いのかな?聞いて置きます。

マスターはループビンテープでした。


ビデオテープは池上のミラーマスターレコーダーのマスタークロームテープと重ねてレーザーを当てて磁気転写します。

TMDで作られたビデオテープはレーザーで熱を持ちますので少し
カーブしています。

おぼろげに確かテープスピードが速いのでギャップは広くて構わないかなと。2ミクロンくらいな記憶があります。

No title

ああ確かにテープスピードが上がるんだからギャップを狭くする必要はなかったですね。
バイアスはどうなるんでしょ。

200倍速も大きなキャプスタンがあれば安定走行できるのかな。立ち上がりで何mか消費しそうですが…

いずれにせよ、過去の技術になってしまいました

ビデオテープは、背面に分数の書いてある実時間でコピーしたもののほうが画質良かったですね

DP303の説明を観ていただくと少しわかるかと思います。

加速減速の巻き始め巻き終わりは棄てます。
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