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Neumann W444STAのトランス

IMG_0949.jpg

Neumannのフェーダーユニットに入っていたライン出力トランスをチェックしてみました。
構成としてはディスクリートのオペアンプ回路の後に、ローインピーダンス駆動でこのトランスが入っており、出力される回路構成になっていまる。回路図はネットに転がっているので興味があったら見てください。

ローインピーダンスで駆動しているため、測定するにもなかなかクセモノ。
アナライザの出力を直に繋ぐと低域で過負荷になってしまいます。
とりあえずやれる範囲でやってみます。



周波数特性
送り出しインピーダンス50Ω、負荷10kΩにて
発振器出力+10dBuから-10dBステップで-50dBuまで
neumannFreq.png
なかなかフラットでいい感じです。
負荷によってはこれよりもっと高い帯域にピークが出来るようで、実際の回路には出力に直列にCRが入っています。変圧比は2倍ちょっとくらいです。




一次側からみたインピーダンス 二次側10kΩ終端 0.1Vにて
neumann_z.png
巻数は少なめなのか、低域にかけてけっこうなカーブを描いています。10Hzでは230Ωでした。



歪率
20kHzからオクターブ区切りで40Hzまで。
発振器出力は5Vから1mVまで下げています。
送り出しインピーダンス50Ω、負荷は10kΩです。
neumannTHD.png
例の「への字」が出るので、珪素鋼板コアでしょうか。
実際は50Ωよりもっと低い、0に近いインピーダンスで駆動されますから、歪は緩和されてもっと良い値に収まるのでしょう。



発振器出力のオーバーロードの問題ですが、どうやらコアが飽和した時の動作がいけないようです。
出力インピーダンス10Ωで二次側負荷10kΩのトランスを駆動した場合、10Hzで3.2Vが限界でした。
その時の一次側の電圧波形はこんな具合でした。
neumann_10hz.png

緑の波形はトランスを接続しない開放時の波形、黄色がトランス接続時です。位相はあわせていません。
開放時の電圧は3.2Vrmsなのに対し、接続時は2.24Vとなっています。
これだけ非線型な負荷になるため、瞬間的に大きなピーク電流が流れて過負荷になっているのでしょうか。




なかなか一筋縄にいかない難しいトランスです。
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