ランティスのアニソン ハイレゾ音源3

えーと、いままではラブライブのシングルCDとハイレゾ音源で比較をしていましたが、ベスト盤のアルバムCDを買ってみました。ここんとこずーーーーっとラブライブばっか聴いてたのでハマったのです。
そろそろ気の毒に思い始めたんですが、一応レポートを載せてきます。

まず、シングルとアルバムでは音質、というかデータ自体が全く違います。
アルバムのほうが音圧がさらに2.5dBくらい大きく、波形は潰れまくっています。18サンプル連続でフルビットに貼りついてたり…。

波形はこの通りのガッチガチ。クリップのログがほんの2秒ほどで上限の2000に達してしまう始末w

インターサンプルピーク001

ジャケットにマスタリングスタジオやエンジニアの名前が書かれていないのですが、これじゃあ書けないよなぁとか思いつつ、
しかし驚くことに、シングルCDやハイレゾ音源よりもアルバムのほうが音圧面以外では音が良いのです。
中域の変なピークは無いし、低域のバスドラなんかも歯切れよく聴こえる感じがします。
再生した瞬間、「あれっ?」と思ったんですが、3つの中では一番周波数帯ごとのバランスがいい感じです。

じゃあアルバムのクリップ歪を修正すれば一番の音質になるんじゃないかと考えたわけです。


使うソフトはもうおなじみとなったiZotope RXのdeclipツールです。
処置前3001


こんなにベッタリと張り付いたクリップ歪も
処置前2001


この通り、予測して見事に修正してくれます。
処置後3001
※補正した分、全体の音量が下がっています。


CD1枚の全体だとこんな感じに。
処置後4001


元のファイルと並べて比べてみます。
処置前後001

クリップして失われていた部分はおおよそ7dB。
早い話が、レベルメーターが最大の0dBまで振っても、さらに構わず7dB突っ込んであったということです。
そりゃあ音圧はデカくなるだろうけど、グチャグチャになって音割れるわー。


待てよ? 7dBのレンジ増加ということは元のCDのデータの解像度を残したまま修正するには2bitの追加が必要だ。ということは、44.1kHz 16bitのCDから、44.1kHz 18bitのハイレゾデータが抜き出せるぞwwwww


なんて喜んでいたのもつかの間。
修正し終わったデータを、元のものと比較試聴しても殆ど音が変わらない。歪んでるとこは歪んでる…。
なんでだろう。Pure2の時は文字通り「劇的に改善」したのに。これでは意味がない。
まあ、一番最初に予想していた通り、マスターでなく素材の段階で素手に前段階として音圧を上げて、歪が発生しているんだろうなあ。そうやっていかないと、最終的に欲しい音圧にならないからなんだろう。
どの曲だったか、サックスの音の歪み具合は酷かった。

困ったなあ。マスタリングの段階で音を潰しているだけなら、ハイレゾ用にマスタリングをやり直すか、もしくはマスタリング前の素材を聴くことでハイレゾ効果が得られるが、この楽曲のように最初から音圧有りきでミックスダウンされたものであるのなら、ミックスダウンからやり直さないとダメってことになっちゃうね。

なんだかなー
別に特別なものを要求しているわけじゃなくって、普通に楽器の音が不自然に見え隠れせずリズムを保って聴こえて、音が歪んでなければ良いだけなんだけどねえ。

制作側の人だって、この状態が良いとは決して思ってなかったりするんだけど、この裏には色々な事情があるんだろうね。
この悪循環から抜け出すにはユーザーが音のデカさだけではなく、これらの音の良し悪しを感じ取ってフィードバックできるようにするしかないんだろうなあ。
音の良し悪しってのは、ただ「なんか音悪いなぁ」と思っても的確に何が問題であるかを把握することが難しいので、なるべく定量化して問題を提示し、良い音悪い音の聴きどころを掴めるようにしていけたらなーとか思っています。
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