Suara The Best

Suaraさんの歌けっこう気に入ってるんだけど、ランティスのシングルのやつだと音圧上げすぎて痰が絡んだような声になってて聞いてて心苦しいなあと思ってたんですが、いつのまにかF.I.X.RECORDSからベスト盤が出てたのを知って即購入しました。しかもSACDハイブリッド。

さっそく再生するとCD層なのに素晴らしい高音質で、こんなにきれいな音を聴くのも久々だなーと思って、うっとりしながら聞いてたら右スピーカーから「バリッ」音割れというかビビリというか。
Tr.8の傘の01:12の「こ【こ】ろの傘を」の【こ】の部分が特にひどくて、他の部分もちらほらと。
Tr.2の星座も全般的にボーカルが歪んでいる感じです。

問題があるのはCD層だけで、SACD層だと大丈夫のように当初は感じたのですが、どうやら環境依存があるらしくて歪が聴こえないパターンもあるようです。でもスピーカーとヘッドホン、そして複数のプレーヤで歪は確認しました。再生音量によっても目立ったり目立たなかったりがあります。


それでは波形をチェックしていきます。


最初に、夢想歌を痰の絡んだ声のするシングル(ランティス)と、アルバムで比較です。

羽を手に入れて

こんな感じでシングルでは四角く潰された波形がアルバム盤では自然に上まで出ているので、音の潰れはかなり改善されており、Suaraさんも風邪が治って調子のいい声になっています。

しかし残念ながら完治してない部分があり、そこが音のビビリ(音割れ、歪と同義)が起こっていたのです。


シングルと比べるとだいぶ波形の潰れ具合(四角具合)も改善しているようにみえますが、全体でみると正直まだまだな感じです。
suarathebest5.png





これが「傘」の問題箇所です。

suarathebest1.png

波形を見る限り、別に0dBFSに達しているわけでもなく健全なレベル管理ができているように思えますが、もう少し拡大して見てみましょう。


suarathebest2.png


suarathebest3_2.png


suarathebest4.png

順々に拡大していったものですが、下側の右チャンネルのみ縦に筋が入っている部分があるのがお分かりいただけると思います。これは歪が発生して高調波が出ていることを示しています。
一番拡大した波形をみると右チャンネルのみ波形の頭が潰れてクリップしていることがわかります。これがビビりの正体です。

不思議なのはこのクリップレベルが0dBFSではなく-1.9dBFSとマージンを残した状態でクリップしている点。
0dBFSでのクリップなら無茶な音圧上げを要求されたことが予想できますが、マージンを残してクリップしているのは理由が考えられません。元々の素材がクリップしていて、少し音量を下げて収録したが、波形がクリップしたり、音が歪んでいることに気がつかなかったということでしょうか?

ソニー・ミュージックのチーフエンジニアさんも、低予算短納期でこき使われているのかもしれないのであまり強くは言えませんが、もうすこししっかりしてもらいたいものです。
オリジナルのADコンバーターADA-7000Rが真珠になっちゃいますよ。
どうか切実に宜しくお願いいたします。

この上ない高音質なだけに、とっても惜しい1枚でした。

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