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GND強化のために4極ジャックを利用する

先日の記事ステレオジャックによる逆相クロストークの測定の続編で、3極プラグを使ってアンバランスのステレオ伝送する場合でも、ジャックに4極ジャックを用いることでGNDの接点が2つになることで接触抵抗が下がり、GNDラインが強化されるのではないかと思いついたため、実験してみることにしました。
これは、iBasso DX90のヘッドホン出力がアンバランスであるにも関わらず4極プラグが用いられていることで、アンバランスイヤホンでも4極プラグを用いることで左右chのGND接点を分離する使い方が出来るということから、これを応用したものです。

先日の記事と同じ方法で、5Ω出し5Ω負荷時にクロストークが-何dBになるかを測定します。
使用したφ3.5mm 4極ジャックはマル信無線電機のMJ-064Hです。


■まずは4極目を使用せず、未接続の状態での測定結果
IMG_1588.jpg

クロストークは-65.3dBと、偶然なのか先日測定したこのシリーズの3極バージョンと同じ値となりました。
しかし、新品のプラグやジャックを使って測定しても、プラグに触れることで±数dBくらいは簡単にふらつくので大体の目安としてください。



■4極目もGNDに接続して、GNDの接触抵抗の強化を狙った場合
IMG_1587.jpg

これもちょっと触れるだけで値がバラツキますので、とりあえず「4極目をGNDとして使うと多少は改善する」くらいに捉えてください。
実際のプラグではすべての極の接点が同じ構造ではないものの、接点が2倍になって強化されれば6dBほど改善されるはずです。


■本来のGNDを用いずに、4極目の接点のみをGNDラインとして結線した場合
IMG_1586.jpg
本来のGNDは接点がスリーブ状になっているのに対し、4極目の接点は通常のチップやリングと同じ点接触の構造ですから、それにより性能としては劣っているような感じです。


ちなみにジャックの構造としては、4極タイプは接点が増えるため、スリーブの長さが短くなっているようにも見えます。IMG_1590.jpg


メッキの違いによる影響も考えられますが、以上を踏まえて考えると、こういった構造のジャックの場合、3極プラグ使用時のGND強化のために4極ジャックを用いることは、わざわざこれを行うほど大きなメリットが得られることはなく、3極ジャックの基本性能が良いものを選定することに力を注いだほうが良さそうな印象です。

ただし、DX90の件のように、バランス結線された4極プラグを使用するような場合は完全に2つの接点を分けて使うことが出来ますから、クロストーク面に対して効果が期待できそうです。

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No title

はじめまして。DAPの擬似バランス化の記事を見させて頂き、自分の環境もこの手法でクロストークを改善できたら良いなと思っています。

一つ質問させていただきたいのですが、自分は様々な方のアンプの自作キットなんかをいくつか作って愛用しているのですが、R+/L+/GNDを接続している既存の3極ジャックを4極ジャックに結線しなおして4極仕様にしたイヤホン・ヘッドホンで音を聞けば、電気的にDAPの擬似バランス化と同じ理屈になるでしょうか?

この方法でいいのならジャックを入れ替えるだけですし、イヤホンやヘッドホンもプラグの根本まで4線なものも多いですので簡単でとても素晴らしいですね。

No title

こんにちは。コメントありがとうございます。

そうですね。疑似バランスについては早い話、ジャックの共通インピーダンスを減らそうというものですので、おっしゃるとおり製品を使うのではなく自作の場合は4ピンのジャックを使って分けてあげればいいことになります。
十分に効果が実感できると思います。是非試してみてください。
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