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キチクロZの測定その2

前回からBWジャンパー入れるなど変更がありましたのであらためて測定を。
一応、これで最終形です。

またコメントや項目など追記する予定です。まずはデータだけ。


■周波数特性
kichicro_freq.png



■1kHz 100mV出力 10Ω負荷時FFT
kichicro_1kHz_fft.png



■残留ノイズ
kichicro_noise.png



■全高調波歪率 THD+N
kichicro_THD_N.png



■全高調波歪率 THD 32Ω負荷時
kichicro_THD_32ohm.png



■全高調波歪率 THD 10Ω負荷時
kichicro_THD_10ohm.png



■電源電圧と最大出力
kichicro_maxout.png
006Pタイプの9Vもしくは7.2Vの充電式を使用することを前提にしているけれど、4.2Vまではさほど差し支えなく使用できるようだ。4.2Vを下回るとオペアンプの動作に支障が出てノイズが発生してしまう。
バイアス電圧となるレギュレータの出力は当初2.8Vに設定していたけれど、出力段をLT1361からNJM8080に変更した段階で、電源電圧9V時に10Ω負荷 1Vrmsを出そうとすると波形の-側が先にクリップしてしまうようになったので、レギュレータを3.0Vのものに変更した。このあたりは電源に電池を用いたことで電圧が変化することを配慮して設計する必要があるため、9Vのときだけでなく電圧が下がった時もより長く使えるほうが望ましい。
しかし、充電池の過放電を防止することを考えるとあまり電池を使い切る前に音が歪んで使えない状態になってくれたほうが良いのではないかという考えもある。



■ステレオクロストーク
kichicro_crosstalk.png
20kHzでの値がアンバランス接続で良い物の限界くらいで1/10000くらい漏れてる。1kHzで1/100000漏れてる。これが知覚できるってのがすごい




■直挿しや別機種との比較
クロストーク比較



■クロストーク時の位相
kichicro_クロストーク位相20kHzs



kichicro_クロストーク位相差

クロストークの原因については、いまのところ現状の音に魅力を感じてOKとしたので、また機会を改めて追求する予定だけど、おそらく原因は左右chで共用しているDCサーボのオペアンプにあると考えている。
現状で使用しているオペアンプはAD8666なのでデータシート上ではセパレーションについてf = 10 kHz -115dBと記載されている。OPA2134についてはグラフが掲載されていて無負荷で145dB、2kΩ負荷で135dBくらい。高域にいくにつれて悪化する傾向がある。MUSES8920Eだと150dBtyp.となっている。それぞれ測定条件が一致していない部分もあるようなので一概に比較はできないが、DCサーボに用いるオペアンプによって聴感上の違いが大きく現れる可能性がある。

まあ、実際のクロストークは単純な数値だけでなく、どういった条件でどのような干渉の仕方をするのかによって聴覚に大きな影響を与えていると考えられるので、まだまだ色々研究の余地がありそうだ。
キチクロZの聴感上、特に不快にならず臨場感が増したバイノーラルのような音に聴こえるのは、3極ジャックの共通インピーダンスによって起こる干渉の仕方と異なること、そして低域に関してはセパレーションが悪化していないことが関係していると思われる。また、干渉している部分での位相も重要だと考える。(片方のchのみ入力と出力ともにHot、Coldを差し替えると音が変わるのは、クロストークの位相が逆になるからだと予想している。

いずれにせよ、アンバランス接続のヘッドホンではグチャグチャになって表現できなかった部分がバランス接続にすることで、ただセパレーションを良くするだけでなく、干渉のしかたに変化をつけることで聴こえ方を変えることが出来る可能性があるという部分が非常に興味深い。
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