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Luxury&Precision L3 不具合とか

ポタフェスのときに試聴したバランス端子つきのポータブルプレーヤー、Luxury&PrecisionのL3というモデルがなかなかいい感じだったので買ってみました。

製品ページ
http://www.cyras.jp/67507.html

でも、いざ使ってみると不具合だらけ。しかもボタンの説明が書いてある程度の簡易的な取説しか入っておらず、各機能の使い方がわからないなどと、色々問題が多いものでした。

4vihgmdj.jpg




代理店の対応もイマイチで、それでも問い合わせを入れた後からようやく少しずつ情報を出してきましたが、商品ページが更新されず、既知の不具合の一覧も用意される気配がないのでここにまとめておくことにしました。


まず、USBDAC機能について、取説では触れられていませんので、使い方や仕様が全くわかりません。

【USB DAC機能のサンプルレート】
まず公表スペックと異なるという、致命的な問題についてです。
製品仕様には「対応サンプリング周波数/ 量子化ビット数 PCM 最大192kHz/24bit」とありますが、USBDAC使用時には16bit 96kHzまでしか対応しません。このスペックであればUSBDAC機能を使用する予定の方は避けておくべきでしょう。

L31696.jpg

これはユーザーから指摘があった後、公式ツイッターより情報開示されました。
※仕様と現物の動作が異なる、重大な欠陥事項だと認識しています。購入済みでUSBDAC機能を使う方は販売店とお話したほうが良さそうです。



【iOS機器と接続するLightningケーブルについて】
販売ページでは、L3とiOSデバイスがストレートなケーブルで接続されています。
かつてはiOSデバイスを使ったUSBDACではカメラコネクションキットを用いることが一般的でしたが、近年はロールスイッチ機能とやらを用い、USBコネクタで直結できるタイプのUSBDACも出てきています。
そこで、接続図のようなケーブルが存在するものと思っていましたが、代理店からの返答では

「先ほどの図は、あくまで繋いであるイメージですので」

とのことでした。大変紛らわしいので修正が必要と考えます。


【iOS機器と繋いだけど動かない】
カメラコネクションキットを用いてL3とiOS機器を繋いでも認識しませんでした。これは「高度な設定」→「USB電源の設定」→「自給電パターン」を選択すれば良いと公式ツイッターの人に教えてもらいました。
USB接続モードの設定と一緒に書いてくれていれば良いのですが、別のページになっており、しかもページのめくり方がわかりにくいので気づきませんでした。そもそも取説が無いので。
それにしても「自給電パターン」って日本語じゃないだろ
ちなみにこのUSB関連の設定、電源入れる度にリセットされているように思われます。知らない間に元に戻ってたりします。



【AK70のUSB出力から繋いだ時に音が出ない】
USBDAC機能を試すためにAK70と接続してみましたが、認識はするものの、音は出ませんでした。原因は不明です
回答は「Androidとの相性は現時点では確認できておりません。」とのことでしたが、情報が公開されていなかったので、わかりませんでした。


【電源の入れ方がわからない】
店頭で試聴した方々からもtwitterあたりでちらほら言われていましたが、電源ボタンのマークがないので、どうやって電源を入れるのかがわからないようです。
しかも長押ししても反応しないようであったり、電源が入ったと思ったら落ちたとか、よくわからない挙動をすることがあるようです。


【iOSデバイスと接続時、ヘッドホン端子から音が出ない】
これは、USB接続前にヘッドホンを挿しておけば回避できるそうです。修正予定の不具合とのことです。


【電源再投入でライン出力のボリュームが最大になる問題】
これは上記の不具合の回避策として、ライン出力端子にヘッドホンを使用し、ボリューム調節をして使用していた場合に問題となったそうです。電源を入れ直すと音量が最大になるため耳を痛める事故を起こしかねないとのことです。


【S/PDIFのピンアサインについて】
例によって仕様が公開されていませんでした。3.5mmジャックのアナログライン出力と共用となっていますが、設定でS/PDIFをONにしても信号が出力されませんでした。調べてみると4極プラグで根元がGND、2番目がS/PDIF出力となるようです。現在は公式ツイッターにて案内されています。


【文字化けについて】
うちではiTunesで作成したMP3ファイルを主に使用しているのですが、アルバム名などで酷い文字化けをするものがいくつかありました。iTunesは一般的に使用されているソフトですから、最低限問題なく動くようにしておいて欲しいものですが、メーカー側では発生していないとのことでした。その後、この問題を調べてみると発生条件が複雑のようですので、原因究明されることを期待します。


【言語設定について】
購入時、最初に電源を入れた時に中国語の設定になっており、言語設定を変更することが困難でした。手探りでメニューを開いていき、なんとか日本語にしましたが、翻訳が不十分な部分があり、日本語がおかしいところがありました。
デフォルトの言語設定は今後変更されるそうです。取説などの封入物は日本仕様ですから最初から日本語設定にしておくか、せめて言語設定のメニューだけは英語にするとかしておいて欲しいところです。


【再生画面の表示の不具合】
曲再生中に、曲選択の画面から再生画面に戻ってきたときに、曲名、再生時間などの表示が消えてしまうことがある。



【アナログ出力およびデジタル出力の歪について】
これはさらに検証が必要な問題ですが、サイン波信号を出力した時に、一般的なDACと比較して性能が悪いというか、異常なスペクトル波形が観測されています。
どうやらS/PDIF出力もビットパーフェクトになっていないようで、何らかの原因で歪が発生していることが予想されます。メーカーでの検証をお願いいしたいところです。
CocH6zlUkAEtYOQ.jpg




以上、また不具合情報が確認され次第、更新することとします。これ以外にも使い勝手に関して修正をお願いしたい部分を追加すると相当な量のテキストとなってしまいます。


正直なところ、ここまで不具合が多いと、資料をまとめてメーカーに報告するだけでも大変な手間となってしまい、ただのユーザーでしかない私には付き合いきれないと感じました。

本来ならこれはリリース前にメーカーや代理店が行っておくべきことですが、問題発覚後の公式ツイッターを見ていても、いまいちやる気が感じられないというか。文面に不快感を持った方のツイートをみかけたり、知人も嫌々対応しているような様子が文面にあらわれているように感じるといっていたので、多くの人がそのように感じているのだなと思った次第です。

Luxury&Precision L3 はデザインも音質も魅力的な製品だと感じて購入したものですので、なんとか改善をして完成度を高めてもらいたいところです。




■期待したい機能改善とか
AACファイルへの対応
FAT32以外のフォーマット、exFATへの対応
スワイプ操作の導入
プラグを抜いたら再生停止
メディアライブラリー更新メニューの場所が悪く誤操作する
再生中にPCに接続すると強制的に再生が停止させられる
USBDACモード時にボリューム値表示
再生画面でEQとかリピート記号の部分をタッチして変更したい
スリープしてるのか電源落ちてるのかわからないのが困る
アートワークが表示されるものと、されないものがある
画面表示設定にID3 歌詞ってのあるけど、その情報がどこに表示されるのかわからないぞ


※2016/8/17追記
8/12に中国語のメーカーサイトで新しいファームウェアが公開されました。
http://www.luxuryprecision.net/xiazai/

8/17にはPhile-webに掲載されており、いくつかの不具合は改善されているようです。

しかし記事中にはファームウェアダウンロードのURLが記載されていません。
探してみたところ、代理店のサイラスのサイトに「L3 ファームウェアアップデート バージョン1.0.0.3」とありますが、リンク先は何故か404となっており、8/17現在、ダウンロードできない状態です。

ちなみにファームウェアアップデートについて公式のツイッターやfacebookページはだんまりで、呑気にこんな様子でした。


なんだかこれからも苦労が絶えないDAPになりそうですね(^L^)
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