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THD+N差 0%のフェライトビーズ

TDKから発売されたばかりのオーディオライン用フェライトビーズ(チップビーズ)を早速入手したのでテストしてみることにしました。

プレスリリース [ EMC対策部品MAF1608G:オーディオライン用のノイズ除去フィルタの開発と量産 ] プレスリリース ニュースセンター TDK株式会社

TDK MAF1608G:音質劣化ゼロのオーディオ線用ノイズフィルター - EDN Japan

詳細情報 EMC対策製品 - オーディオライン用ノイズサプレッションフィルタ TDK プロダクトセンター MAF1608GAD471CT000


フェライトビーズの歪率については過去の記事でも扱っており、どのような性能が得られるのか大変興味深いところです。


テスト方法としては、オーディオアナライザのサイン波出力をオーディオアンプに接続、その出力に接続する8Ω抵抗負荷の間にフェライトビーズを挿入した場合と、接続しない状態で歪率がどのように異なるかを確認することにします。

ただし、使用したオーディオアンプは測定用のアンプではなくハムノイズや残留ノイズが目立つため、400HzのHPFを入れた上でTHD+NではなくTHDのみを抽出した値で比較することにしました。

IMG_6186.jpg


IMG_6187.jpg



信号波1kHzの場合
MAF1kHz.png
8Ω負荷で3V時、すなわち375mA、1.125Wのあたりまではフェライトビーズを通さない場合とほぼ同じ特性が得られることが確認できました。


信号波10kHzの場合
MAF10kHz.png
こちらはアンプ自体の歪が目立ってはいますが、歪率の差をみますとやはり3Vあたりまではほぼ変わりない値となっています。



続いて、比較用として別のチップビーズも測定してみました。
ただし、これらのビーズは今回のものに比べて高周波インピーダンスが高く、強力な性能を持っているものです。本来のフェライトビーズとしての高周波性能を抜きにして低周波特性だけで部品の優劣は比較できませんのでご注意ください。
(低周波特性だけだったら0Ω抵抗のほうが良いのは当たり前なのでw)


MMZ1608R600ATA00
詳細情報 EMC対策製品 - チップビーズ TDK プロダクトセンター MMZ1608R600ATA00

MMZ1kHz.png


MMZ10kHz.png




BL01RN1A1E1A
BL01RN1A1E1# フェライトビーズ EMI除去フィルタ ノイズ対策部品-EMI除去フィルタ 村田製作所

BL01.png



BL01RN1A1E1Aは過去記事で扱っているように、リードタイプのフェライトビーズで歪率の低いものとして選定したものです。
これらの測定結果から、今回のチップビーズは歪率面ではとても優秀であることが確認できました。
あとは高周波特性で望むものが得られるかどうか、そして標準品としては存在していない、高周波インピーダンスのより高いものが今後入手できるようになるかどうかが気になるところです。

使用条件が合うようであれば、利用してみてはいかがでしょうか。(価格が高いけどね)

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