AD/DAコンバータ修理

業務用のAD/DAコンバータの修理をやりました。

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症状はchごとの出力レベルに数dB以内の誤差があったり、ディスプレイ表示がおかしくなったりする様子。

ほぼ予想はついてたのですが、電解コンデンサの劣化です。

表面実装の電解ってどうしてもダメになるんですよね。写真のようにレギュレータ等発熱する部品の直近に配置されているために基板経由で温度上昇したり、あとはそもそも製造段階のリフローで劣化してたりするんでしょうか。


実際、取り外して測ってみると容量低下はもちろんESRが3Ωもあったり、取り外した段階の熱でやられたのか完全にオープン状態のものもありました。

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交換ですが、本来ならまあ同じSMDの電解が良いかとも思うのですが、基板に密着するのが嫌なのと、コストが高いことを踏まえて小型リード品を使ってみました。小型品とはいえど元のSMDタイプと同等の体積なので問題ないでしょう。ひとつ心配なのは今後衝撃や振動でパターン破壊しないかという点ですが、背の低い小型品を使っていますし容量も小さいので大丈夫ではないでしょうか。
リードは根本1mmくらいを残して左右に折り曲げ、コンデンサの直径と同じくらいの長さでリードをカットして足を作りました。

約100個のコンデンサを外して取り付け、慣れてはきたもののさすがに大変でした。

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そういえば知らなかったんだけど、電解の極性間違えると膨らんだりするだけじゃなくって動作に影響出るんだ。初めて体験した。

交換終わってからチェックしてたら、なんかボソボソいうチャンネルがあって、なんだ石でも死んでんかなと思って回路追いかけてったらオペアンプの仮想GNDが揺れている。そこの平滑コン見たら極性逆につけてた。
これ直したら(念のため新品交換)きれいに治ったよ。

あとSNが微妙に低い(ノイズレベル-90dB台か-100dB台かくらい)チャンネルがあって、これは回路中のカップリングコンデンサの極性が逆だった。

こうやってはっきりと性能の違いとして現れてびっくり。

電解の極性チェックはちゃんとやりましょう!

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