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AES/EBUパッシブ分配

T分配s


DACのチェックをしたりする時にAES/EBUのデジタルオーディオ信号を分配したいなーと思ったんだけど、普通はアクティブ型の分配できちんとしたものばかり。単純にパッシブで分配したものとか商品で見たことないけど、自作したとしてどの程度動作するんだろうと調べてみることにしました。

AES3-1992の資料をみると送出側はインピーダンス110Ω±20%で信号レベルは終端時に2Vp-p~7VP-P、受信側のインピーダンスは同じくインピーダンス110Ω±20%で、最小レベルはアイパターンによるけれど200mVくらいあれば良さそう。
http://tvit.org/GuyCD/Reports/Conference/aes3-1992.pdf


ってことでレベルに関してはけっこうマージンがあるので、テキトーに分配しても何とかなるんじゃね?
なわけで以下のサイトなんかを参考にしながらインピーダンスマッチングを考慮しつつ抵抗で分配回路を組んでみました。
http://www.mwave-lab.jp/divider.htm

Y型で分配回路を組むにあたって、回路のインピーダンスは110Ωなのでその1/3だと36.7Ω。バランス伝送なのでHot,Coldに分けて片側あたり18.3Ωってところです。18Ωの抵抗が手元になかったので手持ちの都合で36Ωと39Ωのパラで18.72Ωで組んでみました。

それではこの分配器を用いてアイパターン波形をチェックしていきます。
なお、測定環境が必要なスペックを確保できていないと思われるため、参考としてご覧ください。
Fs=48KHzにて回線レベルは3Vp-p @110Ω終端時、スケールは1V/divとなっています。
プローブ2本を用いて反転加算して差動受けにしています。


■まずは分配を行わない通常の波形から
通常伝送
測定系の問題か波形が若干丸みを帯びていますが、これを基準とします。



■分配器を挿入した状態での波形
Y分配
回線レベルが約1.5Vp-pと理屈通り-6dBとなっていますが、波形自体は問題なさそうです。
これなら普通に実用レベルとして使えそうな感じ。


しかし、片方の回線が未接続や正しく110Ω終端されていない場合(けっこういい加減な設計の機器もあるものです)に問題が発生しうるため、以下の条件でも波形を確認してみます。


■分配の片側を未使用(未接続)の場合
Y分配片側抜き
これについては波形に乱れは発生せず、問題なさそうです。
回線レベルも約2.4Vp-pと、直接接続には敵いませんが、先ほどより高い値です。


■分配の片側が未終端
Y分配片側10m開放
測定側とは別の分配側に10mのケーブルを接続。コネクタを抜いて終端されてない状態の波形です。
反射のせいか乱れた波形になっています。


このような状態になることが予想されるため、パッシブの分配を行うためには注意が必要のようです。

しかしながらこんな状態でも伝送エラーは発生せず、ジッターも分配しない状態とかわらない0.026UIという値を示していました。だとすると案外テキトーでも大丈夫?


というわけで抵抗を用いず単純にパラにした状態でも波形を見てみました。


■単純分配
単純分配


■片側10m先開放
単純分配片側10m開放

という具合でさらに波形は乱れているものの、伝送エラーやジッター値も先ほどと変わらず目に見えた異常は確認されませんでした。


なお、Δ型の回路(抵抗値56Ω)も組んでみましたが波形や動作に大きな差は見られませんでしたので、どちらの方式でも良さそうです。
d分配s
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