lightning to dockコネクタ変換アダプタ 純正品 V.S.社外品対決!!

iPod touch 5thになってからdockコネクタが廃止されてlightningコネクタになったため、従来のdockコネクタを使ってアナログオーディオ出力をするためには変換コネクタが必要になりました。
それもそのはずlightningコネクタにはデジタルI/Oしかなく、なんと変換コネクタの中にDACチップが入っているというではないですか。
変換コネクタの純正品は2800円と高いのですが、その理由はこれだったようです。

なお、当初はサードパーティ製(社外品)の変換は安いけれど充電だけで音声出力が出ないという噂がありました。しかし、先日Amazonを見ていたところサードパーティにもかわらずオーディオ出力が可能な製品を見つけました。

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amazon.jpg
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値段はなんと1,805円と、純正品よりかなり安いです。早速購入して特性をチェックすることにしました。
果たしてDACの性能は同等なのか!? チップは同じものか? たいへん気になるところです。



届いた商品はこちら。左側が社外品で、右が純正品のMD824ZM/Aです。

DSC_2316.jpg
純正品のほうがケーブルが若干長く、各部の質感も良いようです。



コネクタ開口部
DSC_2317.jpg




DSC_2319.jpg
dockコネクタ部は純正品のほうが若干短いです。




DSC_2322.jpg
lightningコネクタ部は社外品は若干傾いてついているように見えますが、まあ誤差範囲です。






それではお待ちかねのアナライザに接続しての特性チェックです。社外品の実力はいかに!?




まずはノイズレベルのチェックから。
DACチップがシャットダウンしないよう、無音のファイルを再生しながら出力に現れるノイズ成分を測定します。負荷は600Ωで、帯域制限は30kHzと制限なしの2つをとることで高周波ノイズも確認します。


■純正品
5.2μV 30kHz制限
153μV 帯域制限なし

■社外品
4.5μV 30kHz制限
21μV 帯域制限なし


どちらも低ノイズであるものの、高周波ノイズにあたっては、なんと社外品が圧勝です。
あなどれません社外品!!


続いてTHD+N 全高調波歪率をチェックしてみます。

■純正品
0.025% 30kHz制限
0.108% 帯域制限なし


■社外品

測定限界以下 30kHz制限
測定限界以下 帯域制限なし


純正品は一般的に優秀なレベルであるものの、社外品は何と測定限界以下!!
こんな特性をみたのは初めてです。
どうした純正品!? このままバッタモノに負けてしまうのか?




次に出力インピーダンスのチェック。dockコネクタはヘッドホン出力に比べてインピーダンスが高めの傾向がありましたが、変換コネクタでもそうなのでしょうか?


■純正品
492Ω

■社外品
アナライザの測定限界以上


社外品は思ったよりハイインピーダンス出力のようです。





続いて周波数特性。実線が無負荷、点線が600Ω負荷です。負荷をかけても低域が落ちないかもチェックします。




■純正品

lightning_freq_LopenR600load.gif

出力インピーダンスが高いため、負荷をかけるとレベル低下が顕著なものの、特性自体は素晴らしくフラットです。






■社外品
lightning_TP_freq_LopenR600load.gif



…!?



グラフが出ないぞ。


っということで既にお気づきの方もいらっしゃると思いますが、社外品は音が出ていません。
たぶん線も繋がっていないでしょう。

騙しやがって詐欺商品め!!




※なお、純正品の詳しい測定結果はこちらからどうぞ。
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No title

このようなモノがアマゾンで売られているとは残念です。
デジカメのリプレイスバッテリーも性能が全く良くないみたいですね。

No title

まあ、売る方もあまり分からずというか、中国あたりの言い分を鵜呑みにして売ってるとかじゃないでしょうかね。

バッタ物にしては他のものより高かったので大丈夫なんだと思って買ったら間違いでした。
でも今後の対応はしてくださるようですので、むしろ販売者側が可哀想なくらいです。いったい何本売ってしまったのか気の毒です。
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