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ノートPCのヘッドホン出力の性能の件

NECのノートパソコン LAVIE Note Mobileのヘッドホン出力の音質が悪く、特性も酷いといった記事がありましたが、なんだか測定のミスがあるように見えました。ちょうど私も同じシリーズのを使っているので検証してみました。

【藤本健のDigital Audio Laboratory】
「パソコンの音が悪い」は当たり前 オーディオ出力性能を数値で比較-AV Watch
https://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dal/1167962.html



hujimoto.png

hujimoto2.png


この周波数特性は、RMAAというフリーソフトのツールで測定されたものですが、本来一直線になるはずのグラフがこれだけ乱れるというのは性能の善し悪しではなく異常が起きているということは、測定ができるスキルのある人ならわかることです。

原因としては、自動測定がうまく同期していない、PCにイコライザー等のエフェクトの設定が入ったまま測定をしている、PCが故障している等が考えられ、自動測定してこんなグラフが出たら原因を突き止める必要があります。

しかし、記事としては「音質的には、ちょっとなぁ……と思っていたのが、これで実証された感じ」
「PC自体の音質が悪いということを表す典型例となった。」と締めくくられています。

詳しくない方々は当然、NECのノートPCは音が悪いんだと捉えていて、twitterを見ていてもそのような感想をいくつもみかけました。


測定結果に明らかな異常がみられるため、心配になり著者の藤本健氏にtwitterでリプを送ったのですが、私のリプに対しては返信がなく、対応する様子もなかったため、NECの製品への風評被害を防ぐ目的として検証を行うこととしました。
また、AV Watchのtwitterアカウントからも返信や対応の素振りはなく、「人気記事」として何度もこの記事がツイートされ続けています。


検証した内容の詳細はこちらをご覧いただくとして
https://twitter.com/fixerhpa/status/1092350265905229824


結果としては、グラフが異常な特性になるのはノートPCにデフォルトで入っているYAMAHAのサウンドエンジンの切り忘れによるものとみられます。
このPCは、ヘッドホンで自然な音が再生できるというヤマハの音質技術がデフォルトでONになっており、その状態で周波数特性を測ったところ、記事と同様のぐちゃぐちゃな測定グラフが現れました。
おそらくですがこれは、頭部伝達関数を考慮したイコライザーや遅延処理等が入っているためだとみられます。ハードウェアの特性を測定する際にこれらの設定を切るものであり、その前にスキルのある人なら音を聴けば一発でエフェクトが入っていることに気づくものです。

Dyjm490VsAEevGy[1]


Dyjy2JfU8AEu9-w[1]


設定を切るときれいな周波数特性となりました。
DyjzB7wVsAAx50u[1]

著者の藤本氏が「音質的には、ちょっとなぁ……」と感じた原因が、ヤマハの音質技術のせいだった考えるとなんだか面白いですねw


スキル不足の著者、そして編集部が対応しないことにより、誤った製品イメージが広まっていることが残念でなりません。
この記事以外でも、このサイト、この著者の関わっているものは気をつけたほうが良いのではと感じました。



LAVIE Note Mobileはいいぞ!!!
DyjVO0PVAAAPXCU[1]


※追記
そもそも測定器じゃなくてローランドのインターフェイスと繋いで測ってる測定値なんて、ノートPCの出力を測ってるのかローランドのインターフェイスを測ってるのかわかりゃしないって。
(ちなみにうちの検証で使ったのはFirefaceUCですが、左右の特性の違いや高域低域の落ち具合はどちらの影響を受けているかわかりません。グチャグチャではない確認のためには十分としました。)
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