
AKI.DAC-U2704+A28-224トランス失敗編
PCM2704に組み合わせてちょうど良いライン出力が出来るように考えて注文していたトランスが染谷電子さんから今日巻き上がってきました。

さて早速、測定をしながら付随回路を検討していったのですが、この記事の定数は自分的に失敗でした。
特性的にはそれなりに良い値に追い込めたのですが肝心の音がうーん、決して悪くはないのですがなんかつまらなかったんです。というわけで最終的には定数をガラリと変えてしまうことになるのですが、これはこれで一応紹介しておきます。人によっては好みな音になるかもしれないので。
まずは全体図

拡大図

回路はAKI.DAC-U2704のPCM2704の音声出力ピンから直接引き出した信号線に220μFのカップリングコンデンサを経由したのち36Ωと0.1μFでLPFを組みトランスへ入力。トランスの先は3.9kΩで終端。
これで以下のような特性に落ち着きました。
■出力レベル 2.08Vrms @0dBFS
これはちょうどいいですね。
■周波数特性

高域で若干ピークが出ていますが、まあ良い感じではないでしょうか。
■THD+N

最良値近辺である-7dBFs、帯域制限22kHzにて測定。
これも悪くはないと思います。
1kHzで0.009%、100Hzで0.075%という具合です。
■THD+N 100Hz レベルごと

トランスのレベルの変化にともなう低域の歪を見るために100Hzでとった値です。
0dBFsが最良値で0.037%、-40dBFsで0.34%でした。
次に懸念されている帯域外ノイズを調べてみました。
1kHz -7dBFsにて帯域制限を切り替えながらTHD+Nをみますと
~22kHz 0.0081%
~30kHz 0.0130%
~80kHz 0.0411%
>300kHz 0.043%
と、いい具合にカットできました。
オシロスコープにて波形をみても、キット直出力(緑色)にくらべてトランス出力(黄色)は波形がクッキリしておりノイズが少ないことは一目瞭然です。

てなわけで、スペック的にはなかなか良い感じに仕上がったのですが、この後に音を聴いてガッカリするわけです。
いやあ、ホント悪くはないんですよ。直よりはよく鳴ってますけど、なんかこの前に実験したときのようなグッと来るものがなかったんです。これでは誰かに聴かせたりおすすめするほどじゃないなと思いまして。
そんなわけで次は定数変更したバージョンをお送りします。

さて早速、測定をしながら付随回路を検討していったのですが、この記事の定数は自分的に失敗でした。
特性的にはそれなりに良い値に追い込めたのですが肝心の音がうーん、決して悪くはないのですがなんかつまらなかったんです。というわけで最終的には定数をガラリと変えてしまうことになるのですが、これはこれで一応紹介しておきます。人によっては好みな音になるかもしれないので。
まずは全体図

拡大図

回路はAKI.DAC-U2704のPCM2704の音声出力ピンから直接引き出した信号線に220μFのカップリングコンデンサを経由したのち36Ωと0.1μFでLPFを組みトランスへ入力。トランスの先は3.9kΩで終端。
これで以下のような特性に落ち着きました。
■出力レベル 2.08Vrms @0dBFS
これはちょうどいいですね。
■周波数特性

高域で若干ピークが出ていますが、まあ良い感じではないでしょうか。
■THD+N

最良値近辺である-7dBFs、帯域制限22kHzにて測定。
これも悪くはないと思います。
1kHzで0.009%、100Hzで0.075%という具合です。
■THD+N 100Hz レベルごと

トランスのレベルの変化にともなう低域の歪を見るために100Hzでとった値です。
0dBFsが最良値で0.037%、-40dBFsで0.34%でした。
次に懸念されている帯域外ノイズを調べてみました。
1kHz -7dBFsにて帯域制限を切り替えながらTHD+Nをみますと
~22kHz 0.0081%
~30kHz 0.0130%
~80kHz 0.0411%
>300kHz 0.043%
と、いい具合にカットできました。
オシロスコープにて波形をみても、キット直出力(緑色)にくらべてトランス出力(黄色)は波形がクッキリしておりノイズが少ないことは一目瞭然です。

てなわけで、スペック的にはなかなか良い感じに仕上がったのですが、この後に音を聴いてガッカリするわけです。
いやあ、ホント悪くはないんですよ。直よりはよく鳴ってますけど、なんかこの前に実験したときのようなグッと来るものがなかったんです。これでは誰かに聴かせたりおすすめするほどじゃないなと思いまして。
そんなわけで次は定数変更したバージョンをお送りします。
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